小樽《ペットシッターさんの場合》②
昨年の年末
12月28日
小樽へと向かいました。
もう、すでにツキネコカフェの営業はお休みとなっていましたが、我々の活動に休みはありません。
こちらの案件は先に引き出した
《シマ》《タマ》が永年預かりへ
《ミランダ・ミー》が東京へ空輸され譲渡されていて、残るは《ミスター・ビックマ》のみです。
＊ビックマはツキネコカフェのバックヤードで、絶賛甘々引きこもり中です
永年預かり制度や、SNSの発信で個々の魅力を
しっかり伝えることができていることもあり、高齢な猫達やキャリア猫も譲渡の対象になり卒業できています。
この度、小樽保健所から最終的な引き取りを打診されていたこともあり、年末ギリギリになりましたが猫管理スタッフのジェイミーを同行し現地へ向かいました。
20代の《ジェイミー》は犬も飼っていて、一緒に山登りが趣味というパワフルウーマン。
捕獲時には若さとパワー＋経験値が上がっていて
絶対的に助かります。
現地には小樽保健所のS主査も来てくださいました。
主人の居なくなった家は少しづつ、綻び始めていました。
ペットシッターを生業としていた方で、保健所のサポートもされていた様です。
ただ、いざとなった時の準備ができていなかったのでしょう。
飼い主さんのご親戚が長い期間、面倒を見られていたこともあり猫達はのんびり暮らせていましたが、ここにいても新しい家族との出会いはありません。
さぁ、行こう！
神棚の下に引きこもった猫をどうにか引っ張り出します。
『窮鼠猫を噛む』⇨『窮猫人を噛む』にならない様に気をつけなければなりません。
迅速に5匹の猫をキャリーバックに入れることができました。
まっすぐかかりつけの
《あみたに動物病院》さんへ
5匹のウイルス検査、健康チェック
ワクチン
阿吽の呼吸で15分くらいで診てもらえます。
全頭、耳ダニ
ごっそりいました（−＿−；）
とにかく車の中が臭くて、臭くて、、、
口内に問題があることは言わずもながでした。
特に舌を出しっぱなしの《クロちゃん》は心配でした。
元気ではあるものの、治りづらい口内炎、痩せた身体をみてもFIVキャリアだと確信していました。
治療痕はありますが、酷い歯石と歯肉炎。
涎も出ていて拭いてもらえることも無いため
口の周りが汚いです。
目が汚いねぇ〜
『あれ？吉井さん
この子 オッドアイですよ！』
ジェイミーが叫びます。
ほんとだ、目がきちゃなくて分からんかった????
耳ダニで片耳が少し潰れていますが元気そう。
ブルーアイの子は大人しいです。
これは人気が出そう。
結果はクロちゃんとシロキジの姉妹がFIVキャリア。
それぞれキャリア部屋と大部屋に分かれて
生活し出しました。
そんな折、永年預かり希望の飼い主さんが来店されシロキジの《いいちこ》にお声がかかりました。
姉妹がとても仲が良いので、出来れば2匹でお願いしたいとのお申し出を、取り敢えず引き受けてくださりお試しが決まりました。
先日、口内の手術をお願いしたところ
《いいちこ》は全抜歯
《にいちこ》も犬歯飲み残して抜歯。
左《きいち》 右《まあどーや》
舌が出ていると可愛いけど要チェックです????
多分全頭、口内の手術（スけーリングや抜歯など）をしなければばなりません。
＊今後は高齢になって行く保護猫達の口内手術の医療費が重くのしかかって来そうです。
意フリーにした途端
我が物顔の2匹
新しい家族が決まるのも時間の問題ですね！
東京に空輸された《ミランダ・ミー》
元の名前の《ミーちゃん》で新しい生活が始まっています。
飼い主さんから毎日のように生活状況が送られてきていました。
ミーちゃんにしっかり寄り添ってもらい、
少しづつ二人の距離は縮まり
ニャイダーハウスのバックルームでは見せたことのない表情です。
遊んでもらい、
ブラッシングしてもらい、
美味しいご飯をもらって
ミーちゃんに遂に❣️終の住処
新しい家族でとの生活は順風満帆です
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アニマルドネーション
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