日々の活動報告

レスキュー案件

2020.12.19

《江別市》多頭飼育案件〜行政との連携〜①


今年に入り猫相談が激増し、営業中の電話が鳴り止まず、、、

気がつくと

スタッフが電話が鳴ると『出るのが怖い』

という状況に陥ってしまいました。

猫管理スタッフのケアの手も止まってしまうことも、悩みの種でした。

かく言う代表の私も度重なる相談に疲弊している自分がいたのです。

ミーティングで話し合い、専用ダイヤルで相談電話を復活。

事務方のレナが中心となり相談内容を取りまとめていくことになりました。

今年

2件目となる江別市の多頭飼育案件。

12月18日 江別市役所で打ち合わせをして

レナと現場に視察に向かうことになりました。

昭和チックな会議室

江別市生活環境衛生課

石狩振興局

江別市保健所 

ツキネコ北海道

相談者さんの生活の状況や今後の猫の保護に関して話し合いがもたれました。

こちらも来年開けてすぐに引っ越しの予定が入っているということで緊急性を要しています。

*当団体が引き受けなければどうなっていたんでしょうか….

打ち合わせ後、江別市郊外の自宅に向かいます。

事前に子猫の存在も確認していたので

キャリーバックも詰め込んでいきました。

現場を見てほっとしたのは事実です。

家は猫達に侵食されつつありましたが、飼い主さんは病院にも連れて行くほど、可愛がって面倒をみていました。
*最初の猫さえ生殖制限していれば…
匂いもほとんどありませんでした。
スリッパなくても問題無しε-(´∀`; )

18匹のうち子猫は7匹

他の大人猫も人馴れしています。

数多くの多頭飼育案件を経験すると、これくらいでは驚かなくなっている自分達がいます。

しかもこのタイプの猫達なら譲渡はしやすいのは歴然としているからです。

問題は医療費の捻出

生活課としては、この相談者から猫に対する金銭的な負担は無理だろうとの判断。

当団体としては、飼い主の責任として最低限度の負担(避妊、去勢代金)くらいは請求して

少しづつ分割でいいので支払いをする姿勢を見せてほしいとお願いしました。

餌代が無くなるのですから、それだけでも医療費として支払いに回してほしいものです。

過去に砂川の多頭飼育崩壊案件では

120匹の医療費が180万円まで膨らみました。

現在、月に¥5,000ずつの振り込みをお願いしています。


30年かかりますね….( ̄O ̄;)

これまでも医療費の請求をしても、支払いをしてもらえない案件も数多くありました。

現在、事務方が頑張ってくれて医療費の回収に頭を悩ましながら根気よく請求を続けてくれています。


代表の私が大雑把な性格なので、医療費の請求を諦めてしまうことも多く、長いこと赤字経営が続いてしまいました。

それではこの活動を持続することは難しくなってしまいます。


その辺りも含めて事務方がしっかり動いてくれます。

ツキネコ北海道がNPO団体として大きく成長したのも事務方の影の力が大きいのです。


今後も飼い主の《責任》をしっかり理解してもらわなければなりません。

寄付者の皆さんにとってもその辺りは同じ気持ちだと思います。


地名シリーズで可愛い名前がつきました。

残りの猫達は行政との振り分けて来年度早々に保護予定です。




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