多頭飼育崩壊案件 《名寄》
昨日の朝
起き上がると同時に《こむら返り》に襲われ
もんどりうった吉井です(−_−;)
高速に乗りました。
昨年の10月末から名寄の愛護推進員のSさんから相談があった多頭飼育崩壊案件です。
昨年のうちに着手しようと思っていましたが、
思うようにいかず延び延びになっていました。
北海道は広いです。
札幌〜名寄間は223キロ 往復 446キロ
6時間ほどかかります。
車の運転が好きなので苦にはなりませんが、事故のないように気をつけなければなりません。
三笠 (みかさ)
茶志内 (ちゃしない)
聞いたことのある地名がどんどん現れます。
猫達につけた名前です。
桂沢湖
先日、卒業した《かつらさわお》は
この湖付近で保護された猫です。
様々な想いがよぎり
一人の長旅も楽しいもんです。
11時に名寄市包括支援センターのMさん
上川総合振興局の Yさんと待ち合わせして飼い主のお婆さんの入院先へ。
少し前に火傷をして入院していたとのこと。
その話を聞き慌てたのもありました。
90代と高齢の飼い主さんの様子をみにいくと、かなり良くなられていてそろそろ退院できそうとのこと。
猫達の里親探しの了承をもらいご自宅へ向かいました。
その伯父さんにあたる方が待っていてくれました。
すでに3匹の猫が捕獲されていて驚きましたが、
捕獲の手間が省けて助かりました。
お家の中に入ろうとすると、お孫さんが嫌がっているのが伝わってきました。
そうは言っても猫を捕獲しなければならないので
足を踏み入れましたが、、、
思った以上に部屋の中は荒れ果てて、人が住む状況にはありません。
スリッパを忘れた為に靴下は捨てるハメに

走り去り家の中に猫の気配はありません。
やはりゴミ屋敷化したお家で捕まえるのは至難の業です。
後2匹くらい連れ帰れればと、お孫さんにキャリーバックをお渡しして待つことになりました。
若い女性お二人なので話はスムーズに進んでいきました。
皆さんの指導を受けて、雌猫は殆ど手術されていました。
今後、猫達にかかる医療費も負担できるとのことでひとまず安心です。
猫達のいく先が決まればこのお家から出て新しいい生活を始めれるそうです。
その為には当団体が頑張るしかありません????
その後昼食を取りながら
愛護推進員のSさんとお電話でお話しすることができました。
家庭内野良化した猫達の捕獲が難しいので
今後協力しながら、随時猫達を捕獲器などを使い捕獲してもらい札幌に搬送する予定です。
《名寄》といえば覚えている方もいるかもしれません。
実はかなり以前に多頭飼育崩壊案件のお手伝いをしたことがあります。
市営住宅で60匹ほどのペルシャ系の猫の崩壊。
この時は住宅課の職員さん中心に頑張ってくださり、廃校となった中学校で面倒を見ながら譲渡会を開催したり尽力されていました。
個人、団体の垣根なく里親探しが広まり
当団体も最後の猫達の引き取りをした思い出深い案件があった場所なのです。
地方の猫問題も皆んなで協力しあえば、絶対解決できると思うのですが、、、
牧歌的な風景を後にひた走ります。
晴れ女なので、いつも晴天に恵まれます!
とっても偉い子達でしたが、、、
発車してすぐに脱糞、ゲロ
車の中は匂いで充満
保護猫搬送あるあるです



18時
ツキネコカフェに着き筋力自慢のスタッフ
ジェイミーと3匹の猫の入ったケージを持ち上げ保護部屋の長屋2階に運びます。
臭い!汚い!重い!
ほぼ毎日が重労働です。
頑張ったね。
ただ、持ち越している多頭飼育案件もまだ全て解決しているわけではありません。
小樽信香(10匹弱)
砂川 (20匹〜)
岩見沢 (15匹〜)
札幌姉妹 (20匹〜)
札幌北区 (20匹〜)
全て生殖制限を済ませ数匹づつ引き出していますが、優先順位が難しく頭を悩ませます。
それぞれ餌や新聞紙などの支援をこまめにして、
「人」 「ねこ」どちらも適正に生活できるように手助けができればと考えています。