日々の活動報告

日々のこと

2019.01.11

行政との連携と今後。

NPO法人ツキネコ北海道にとって画期的な出来事がありました。
昨年末、札幌動物管理センターの職員さんで獣医師のTさんが訪ねて来てくださいました。
今後の行政と動物愛護団体の有り様についてご意見が欲しいとのことで、話し合いの場が持たれました。
皆さんもご存知かもしれませんが、当団体では振興局や保健所、管理センターからの引き出しはほぼしていません。
、、、というよりできないのです。
何故なら年間、何百という相談件数がありそれを引き受けて行くだけで毎日が過ぎていくからです。
相談者から漏れ聞こえてくる声の中には
『行政機関に相談したが断られた』
『保健所に連れて行ったら殺されてしまう』
『話も聞いてくれなかった..』
等々の理由で当団体の相談窓口に相談が寄せられるからです。

*現在札幌管理センターは犬の殺処分はほぼゼロ。
猫の処分に関しても殺処分ではなく里親探しに力を入れていて、保護団体との連携にも努力されています。

当団体で数年前に入った案件。

《豪邸猫レスキュー》は行政からのSOSで
地域包括センターや様々な行政機関が集まり
問題を解決していきました。
実はこの時オス猫だけは札幌動物管理センターで去勢手術をして頂けました。
今後もお願いできるのかな?と思っていましたが残念ながらそれきりでした。
行政の仕組みがよく解らず日々の仕事に忙殺される毎日。
行政のトップが変わればまた一からのスタート。
 その後はなかなか連携が取ることができませんでした。

当団体に重くのしかかる医療費に喘ぐ日々
行政機関似に対して
「せめて生殖制限だけでも、、、
せめてウイルス検査だけでも、、、
せめてワクチンだけでも、、、」
心の叫びはなかなか届きませんでした。

ただ、行政の一部の中には動物愛護団体の負担を理解してくれている方達もいます。

話し合いの中でわかったことは、行政として
《愛護動物》のことで予算をかけることはできないということ。
《人間》が困っていることには手を差し伸べられるのだということがやっとわかってきました。

生活困窮者や肉体的、精神的な障がいがある場合
多頭飼育崩壊などの問題を自力で解決するには至らず、人間としての生活を守る為に行政は動けるということなのですね。

このような流れから行政として把握できる
生活保護者などの多頭飼育崩壊案件の場合
生殖制限を行政側でしようという方向に向いているようです(*札幌動物管理センターに関して)

ということで札幌市内の生活保護者の案件の8匹の猫のうち、オス猫3匹の去勢手術をお願いすることになりました。

今後、この連携が取れれば当団体を初め他団体の負担も格段に軽くなると思われ多くの相談を引き受けることもできます。

民間ボランティア団体と行政との真の連携が取れるようになれば、これは大きなうねりになり新しい道が開けるでしょう。



現在《札幌動物管理センター新設市民応援団》の仲間の一員として活動をしています。


また小樽市の猫問題を考える《おたる樽ねこ》を当団体がサポートしています。


今までは自分たちの団体の組織の構築することで手一杯でしたが、今後は北海道の愛護動物を本当の意味で守って行く為に一石を投じれれば本望です。

NPO法人ツキネコ北海道
頑張ります‼️
 


 


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