それは誰の心にも。。。
《たんぽぽ》
4〜5年前に譲渡した猫でした。
『飼育放棄』
当団体の飼い主さんから数週間前から相談がありました。
その電話から漏れ聞こえてくる声。
….残念ながらもう飼うことができない状態なのだと察しました。
重苦しい気持ちを胸に、今日お家に迎えに行ってきました。
「たんぽぽ」はこれでお母さんとお別れなのに、キャリーバックの中でもゴロゴロ
喉を鳴らしているのが切ないです。
40代の飼い主さん
彼女は心の病におかされていました。
様々な心の病気が重なったようで、あまり詳しいお話しを聞くことはできませんでした。
実は代表の私も40代前半で更年期鬱に入り、2年ほど引きこもっていた時期があり
美容師を引退した経緯があります。
心の病に自分だけはならないと思っていたのですが、いつのまにか無気力、仕事も行きたくない、
ご飯も作れなくなっていました。
ただ私には頼れる仲間や友人がいたので
どうにか這い上がって今に至ります。
*元気だけが取り柄だと思われているので驚く方も多いかと思います。
それは誰の心にも。。。
いざとなった時に頼れる人や家族との関係をしっかり作ることが大切だと思います。
私の場合は『猫』の存在はとても力になりました。
当時2匹の猫がいたのですが
ただ側にいてくれるだけで心強かった様に
思います。
たんぽぽ
人は大好きでおっとりしています。
当時保護された時、出産後で
たんぽぽ母さんと呼ばれていたのを思い出します。
まだ若く健康状態は良さそうなので
充分譲渡もできそうです。
涙ながらお別れしていた飼い主さんにも
『絶対幸せにするので安心してくださいね』と伝えてきました。
お願いしようと思っています。