順化《コントレックスの場合》
《順化》
この言葉をご存知ですか？
保護猫活動をしていると、当然必要になってくる《順化》訓練。
今回は《コントレックス》の場合を紹介しましょう。
北海道虻田郡京極町
⛰羊蹄山の麓に位置する京極町は
羊蹄山の湧き水で水の街としても有名です。
ツキネコフリークの皆さんならもうお分かりですね
多頭飼育崩壊案件から引き出した猫は
21匹。
◎てんねん
◎バナジウム
◎ボルビック
◎いろはす
それぞれ名水や水関係の名前からつけました
4月に捕獲されてきた《コントレックス》は他の猫達がどんどん人馴れしていく中、なかなか心を開いてくれませんでした。
ケージの中を掃除するのもひと苦労するほどでした。
そんな中、順化を得意とする若いスタッフ
《ジェイミー》が色々トライしてくれていました。
桜咲く5月
芽吹きの6月
北海道にも遅い夏が訪れた7月
蜻蛉が飛び交い始めた8月
保護部屋からツキネコカフェへ。
コントレックスにも少しづつ、少しづつ変化が現れてきました。
とうとう、ケージから出てボランティアさんと遊べるまでになりました。
どんどん表情が変わっていくのがよくわかります。
スタッフやボランティアさん
ある時はお客様が順化にひと役かってくれているお陰で猫達は変わっていきます。
当団体成猫の譲渡率の高さは、こんな地道な日々の活動から生まれています。
コントレックスはまだ捕獲するのも難しいですが、今度こそ本当の家ができた時
場所に慣れ、自分の匂いに落ち着き
家族との絆ができていくのだと思います。
飼い猫といえどもほぼ人の温もりを知らなかった、京極の猫達。
いつかこの様な飼い方が無くなり
【適正飼育】が浸透する様にと
願ってやみません。
BASE(ネットショップ) 
こちらをポチ※後払い決済はできませんのでご注意下さい。
