ねずみ算で増える猫達。
なんでよりによってこんな日に、、、
北海道全域が雪と暴風の悪天候。
昨日、早朝7時に相談者の家に出向きました。
相談内容は
高齢者の男性 団地に1人暮らし。
猫2匹と生活するも1匹が他界
その後近所の野良猫を家に入れた。
メス猫が出産して1匹だけ子猫を残したが、金銭的理由で避妊去勢をしないでいた。
昨年から今年の春でその親子から3回の出産を繰り返し18匹に増える。
心配した近所の方に当団体を教えてもらい相談に来る。
車無し
お金無し
相談者に文句言ってても、猫が増えていくのは火を見るよりあきらか。
すぐに手術の専門医に予約を入れる。
悪路のため早めに出ても市内でも1時間かかる道のり
団地に到着(本来は動物禁止の物件だが、みんな飼っているから良いそうです????)
用意したキャリーバックを運ぼうとして
暴風雪に吹き飛ばされる
雪が顔に痛い
お部屋は質素ですがきちんと生活されていて、猫が18匹いるとは思えないくらい。
匂いも全くありませんでした。
*うちの方が断然汚い….
押入れに
生後6ヶ月と1年の8匹が固まっている。
どこかで見た風景
そうです
親子の多頭飼育崩壊案件と同じ団地でした…
見分けつきません
こちらは猫専門部屋のようです。
ただならぬ様子に、一気に逃げ出し
興奮し始めました。
飼い主もその様子に驚くばかりで、猫を捕まえることができません。
慣れていると言われていたので、のんびり構えていましたが
とにかく待っているわけにいかず捕獲を試みるも
身体を駆け上がり肩⇨顔でジャンプされる始末
この後コートを着て捕獲に挑みました。
たも網持って行って良かった
どうにか6匹を病院に搬送することができました。
一度家に戻り休憩
あっという間に時間は過ぎて行き
夕方に引き取りに行かなくてはなりません。
手術を終えた子達の様子を聞くと
1匹の女のコが妊娠していたとのこと
*もちろん想定内ですが、、、
他団体さんで妊娠している猫を堕胎させないというところもあるそうですが、
当団体では先生と相談してよっぽど
大きく育っている場合以外は生殖制限をそのまましてもらいます。
着床して2ヶ月で出産をしてしまう猫ですから、全て産ませるととんでもないことになります。
今回の相談者も早目に当団体に繋がり
本当に良かったと思います。
高齢の男性ですが、理解力もあり自分の責任も重々感じているようでした。
温和で普通に優しい方だと思います。
ほんの少しの選択ミスが、恐ろしいことになるという一例です。
適正に飼育すれば楽しいはずの動物との生活も、一歩間違うとこうなってしまうのです。
このような案件がどこにでも起こっていると思うと…
恐ろしいですね
店にたどり着いたのは19時半
そこから理事のコビッツさんと打ち合わせ。
つ、疲れた、、、
さすがに飼い主さんにも厳しくお話をして
残りの猫は責任を持って自分で捕獲をするように伝え、本日も搬送をして来ました。
2日で9匹の生殖制限できそうなので
残り成猫3匹です。
久々の子ニャンコ
元気に育ってね〜
丸2日 仕事にならず、、、
本来は飼い主がするべきことですが
高齢者なのでお手伝いするしかありませんでした。
里親探しも随時していく予定です。
唯一、生活がきちんとされているので安心ですが。
来週は京極案件の生殖制限が待っています。
冬場の休みもすっかりなくなっているなぁ
????????????
お陰様で私の顔の爪が刺さった傷もたいしたことなくてすみました。
傷にはツキネコ《ニャビオ》
よろしくお願いします!!