余市多頭飼育案件。
スタッフ達にも多頭飼育現場を経験してもらう機会だと思い、昨日3名のスタッフと余市に向かいました。
札幌からは1時間半くらいで到着します。
美しい海とフルーツで有名な土地です。
余市在住の《リアルドックフード》の
Mご夫妻と待ち合わせして現場に向かいます。
今回、飼い主さんに相談されてツキネコに繋がりました。
玄関に陽が入るのか猫達がたまっています。
居間に10匹ほどの猫がいました。
先日保護した2匹に耳ダニがいたので
ほとんどの猫についていると思います。
飼い主さんは相変わらず、元気に迎えてくれ私達の様子にすっかり安心して、饒舌になっていました。
「全部の猫持っててくれるんだよね?いつになるんだい?」
あまりの無責任ぶりに
『ブチッ!』と何かが切れました。
昔ながらの飼い方をしている高齢者の無知は致し方ないと思っていますが、
丸投げされてはたまったものではありません。
ご家族もいることですから、しっかり責任を果たしてもらわなければなりません。
今回はMさんご夫妻と共に、飼い主さんには厳しい言葉も投げかけました。
そのせいか帰り際に医療費を封筒に入れてくれましたが、もちろん足りるわけもありません。
時間がかかっても良いので医療費分だけでも支払うようにお話ししました。
数年前、盤渓の多頭飼育案件で二十数匹の
保護&TNRをした時に飼い主は一円たりとも支払うことはなく医療費を踏み倒された苦い経験があります。
こうなると詐欺にでもあった気持ちになります。
相談者にはお互いに協力し合い猫達の行く末をしっかりと考えて欲しいと思います。
去勢の済んでいるオス猫2匹
メス猫1匹
全盲の猫1匹を引き出し、その足で病院へ
前回の2匹
Mさんご夫妻が引き出した1匹
全てFIVキャリアでした
これには頭を抱えてしまいました。
残りの猫達もキャリアな可能性が高いです。
譲渡に関して一気に難しくなってしまいます
千歳の多頭飼育崩壊案件を思い出しました。
28匹中23匹がFIVキャリアの案件で、本当に苦労したからです。
切ないほど人馴れしているところも同じです。
砂川の案件も50匹以上残っていますし、蘭越も20匹ほどいます。
簡単に右から左と保護できるものではありません。
今週の譲渡会でどれくらいの猫達が譲渡されるかで、話し合っていかなければなりません。
店に戻り猫達を振り分けていきます。
あっという間にケージも満杯です。
また手間もスタッフの負担も増えます…
今回は家の中の猫達を管理するので精一杯でした。
全部で成猫17匹+子猫4匹(内、Mさんご夫妻引き出し1匹)
外猫はTNR目的に今年中に生殖制限予定です。
キャリアの猫は譲渡も難しい為、地域の行政にも相談していこうと思います。
また眠れない夜が続きそうです。
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