日々の活動報告

レスキュー案件

2016.10.22

蘭越多頭飼育案件

前日、北海道は寒波の影響で積雪するほどの雪が降りました。
予定していた蘭越案件
 峠を通り  2時間半はかかる道程
夏タイヤではもちろん無理です。
いつも通る朝里峠は通行止め。
スタッフには危ないからやめたほうがいいと口々に言われました。
ただ、現在数件の多頭飼育案件を抱え目まぐるしい毎日。
一度タイミングを逃すとなかなか行けない場所でなのです。
すでに十数匹引き上げましたが、まだ30匹近くの猫が残っていると思われます。
老夫婦の穏やかな生活を取り戻す為には、
今年中にせめて半数に減らしてあげたいと思います。
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恐ろしいほど雌猫ばかりの案件なのです。

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今回は小樽方面5号線をひた走り、余市⇨倶知安(くっちゃん)方面へ

北海道の地名はアイヌ文化の語源が残っていて素敵な地名が多いんですよ。

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一気に色づき始めた山々

目が奪われます。
やっと着いてお宅の中へ
そこには凄い光景が。。。
寒くなって来たので一気に猫達が居間の中へゲッソリ
何匹いるのかわからないくらいです。
*画像を撮りたかったのですが、この日は近所のお爺さんが遊びに来ていて、思うように写真が撮れませんでした。
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おかげで捕獲もひと苦労ガーンガーン
ほとんど触られたことの無い猫達で、家猫とはいえほぼ家庭内野良状態。
前回は2匹しか捕まえることができませんでした。
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今回は心強い助っ人。

犬の美容室ピュアさんのオーナー
北海Doぶつnetの仲間で当団体の預かりボランティアもしてくれています。
犬猫どちらも精通しているので、大変な案件の時にはさりげなく手伝ってくれます。
今回もこのタモ網が大活躍。

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このまだ幼さが残るサビ猫は昨日の朝、出産しましたが子猫はダメなようでした。。。
ほとんどが雌猫の今回の案件
ほっとけば100匹になるのは
あっという間です。
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身体も不自由そうな老夫婦

この人たちに何が出来るでしょう。
お婆ちゃんは心臓が悪く病院に行くと話していました。
お婆ちゃんが倒れればこの猫たちの行く末は悲惨です。
どうにか加速しなければなりません。

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薪が積み上がった箱の後ろに隠れた猫をタオルで包みガッツリ保定してキャリーバックへ。

最近めっきり握力が弱くなり逃げられることも多くなった情けない代表の吉井ですショボーン
若さが欲しいーーーえーんえーん
前回ワカサイモのようだった赤ちゃん子猫。
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蘭越のボランティア仲間のナナちゃんが

一足先に保護してくれていました。
ご本人も4人目の出産を終えたばかりですが本当に逞しく優しいお母さんなのです。

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えいと君も動物大好き

引っかかれてもへっちゃらだい❗️
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左のサビ猫は前回保護した兄妹
偶然にもピュアさんが預かってくれている
《おぼろ&ふっくりんこ》の姉妹
名前は《ななつぼし》になりました。
蘭越はお米の名産地
名前の由来はお米の銘柄です。

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この2匹はしばらくナナちゃんにお願いすることにして、一路札幌へ。

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雲に隠れてはいますが羊蹄山は壮大で

凄いエネルギーを感じます。
ツキネコについたのは19時
そこからオスメスを振り分けていきます。

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メス&メス
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オス

結局メスが5匹、オス1匹でした。
今回、初めて相談者さんが医療費として
1万円を渡してくれました。
もちろん去勢、避妊代だけでも程遠い金額ですが飼い主の責任を感じて欲しいので
しっかり受け取りました。
この案件に関しても地域の協力が欲しいところです。
自分達のご近所さんが困っていて知らぬ存ぜぬではなんとも切ないです。
地方でも氷山の一角な多頭飼育崩壊。
どうにか食い止めていかなければならず、今後は
北海道、振興局、保健所、民間団体ボランティア、地域住民の協働作業が必須だと感じています。