高齢者による餌やりが招くもの。
先日のツキネコ6周年&緊急譲渡会に
いきなり二つのキャリーバックに7匹の猫を詰め込んで連れてきた高齢者がいました。
激混みの店内で右往左往している私達に、
猫を引き取れと意気込んできました。
流石に怒りを抑えつつも話を聞き、後日相談にのることになりました。
医療費などの負担や責任感の所在の確認が出来たので、今朝ご自宅に出向きました。
*基本的にこちらから出向くことはありませんが、今回は多頭飼育の現場を確認したかった為です。
庭の木が生い茂っている自宅はゴミ屋敷特有のものがあります。
ゴミなのかよくわからないもので
溢れているお家から出てきた2人。
ご夫婦だと思った方達はご兄妹でした。
残念ながら家の中には入れてもらえませんでした。
裏口の狭い玄関に9匹の猫たちが生活していました。
逃げると困るのでとりあえずキャリーバックに押し込んでいくふたり。
2匹の成猫と1匹の中型の子猫
2ヶ月半程の4匹の兄弟猫
合わせて7匹
残りの成猫2匹は今回は見合わせました。
親子のようですが雄と雌なので生殖制限をしないとまた生まれてしまいます…
こちらものんびりはして入られません。
急いで戻って猫たちを振り分けます。
開店準備もあるので必死です。
スタッフが面倒をみてくれました。
ゴミ屋敷にいる割には美しい猫たちです。
子猫は猫風邪
こちらはケアが必要です。
特に黒猫2匹はガラガラで栄養状態も酷く悪そうです。
可愛がるのと面倒見るのは別なようです。
医療費のお話はしていたのでどうにか
わずかばかりの医療費を申し受けることができました。
これを機に家の清掃をすることなどのお話もしましたが、ゴミの山を見るにつけ暗澹とした気持ちになり解決するのは難しいなと感じました。
このような案件がどれほど潜んでいるのかと思うと切なくなります。
私達が保護できる頭数も限られており
毎日入る相談に頭を抱える日々です。
やはり相談の殆どが高齢者
【適正飼育】の徹底が急がれます。
明日は岩見沢に出向く予定です。
こちらもホームに入る予定の高齢者
待った無しの状況を変えていくことができるのか不安になります。