☆蘭越猫多頭飼育案件
一昨日はツキネコカフェは清掃消毒日としてお休みを頂いたので、
スタッフミーティングをしました。
産休に入る瀧澤も参加して8名でミーティング。
もちろん政五郎猫代表理事も参加。
NPO化して4年目を迎え感慨深いミーティングとなりました。
里親の二人が事務方
電話相談を中心にEさんが参入
この日は参加できなかったTちゃんは、
仕事の合間を縫ってPC入力部分を中心に手伝ってもらうことになりました。
学生ボランティアのNちゃんは
高校卒業後当団体で働きたいと見習い修業で週1回来てくれています。
日々の保護活動におわれ膨大になっていく仕事量にお手上げ状態でしたが、どうにか光明が差してきました。
この日も闊達な意見交換ができ気がつけば2時間があっと言う間に経ってしまいます。
清掃消毒をお願いして、現場を経験したいというよしみとさやかを引き連れ、蘭越の多頭飼育案件に出向きます。
札幌から車で約2時間半
やはり北海道は広いのです。
山道を運転していると真っ青になっていくよしみ
…車酔いしてしまいました。
ちと運転荒かったね
ゴメンよ
2ヶ月ぶりに伺ったTさん宅
紅葉が色づき始め秋の気配が忍びよっています。
実はこの日はテレビ局の同行取材でした。
多頭飼育の現状
猫の繁殖力の強さが普段の生活まで脅かしてしてしまうことを知ってほしいと切に願っているからです。
正直、取材が入ると相談が山のように来るのでお断りしたいところなのですが。。。
愛護動物への認識を変え【適正飼育】を根付かせる為にはリスクも致し方ありません。
前回10匹ほどを引き出しても、ここの生活は相変わらずの様でした。
高齢の飼い主さんが疲れきっているのは一目瞭然です。
雌猫が多い為また繁殖が繰り返されていましたが、育たない子達も多いようです。
この子たちも猫風邪の症状が出ています。
次に来る時まで生きているといいのですが...
ホウ酸水で目やになどを取るようにアドバイスしましたが、無理でしょうね。
周りにはお店も何も無いのですから。
猫にとってはパラダイスです。
前回入った南富良野の猫もそうですが、都会の野良猫のよりはずっと幸せそうに見えます。
人に会ったことがないこと。
ボス猫が生粋の野良猫の為か警戒心の強い猫が多く、今回の捕獲は格闘でした。
タモ網を使いどうにか成猫2匹子猫2匹を捕獲。
初めての二人も頑張ってくれました。
あまり嬉しくありませんが
正直、たくさんの猫たちを連れて帰るわけにもいかず
今後は生殖制限をしながらここに戻すしかありません。
飼い主さんには去勢避妊手術の支払いに関して費用のお話もしましたが、なかなか理解してもらえません。
質素な生活をしているご家族にお金の話をするのは、正直キツイです。
ただ、我々も慈善事業ではありません。
自分たちの生活も守りながら活動しなければ足元から崩れ落ちていくのは目に見えています。
時間をかけて解決策を模索していきます。