日々の活動報告

レスキュー案件

2016.03.07

犬繁殖業者の崩壊案件 レスキューの現場①

北海道内の仲間達で【北海Doぶつnet.】というグループを立ち上げて活動しています。
行政との連携も少しづつですが取れ始め、
お互いに協力しあって多頭飼育崩壊案件などのレスキューに入り始めています。
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今回は留萌地区の犬の繁殖業者が、高齢で立ち行かなくなり振興局に相談が入り
北海道庁へ連絡が来ました。
犬の多頭飼育崩壊案件は猫とはまた違い本当に大変です。
この相談を受けたのが仲間の【犬のM基金】さんです。
じつは、私
犬が苦手なのですが
どうしても立ち会いたいと思いお手伝いを申し出ました。
昨日
留萌まで130キロ
片道2時間の道のり 朝6時に出発しました

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この日は気温が高く道路はアイスバーンでなかっただけでもラッキー

海沿いの問題の家に向かいます。
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すでにM基金さんのメンバーが集結していて、小型犬35匹分のキャリーケースが用意されていました。

中には余市から駆けつけたメンバーも。。。

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代表の秋田さん

私より年上ですが
小さな細いこの身体に凄いエネルギーを持っている方です。
薄暗い家の中 足を進めると一斉に
人を恋しがり鳴く声が響き渡ります。

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小型犬のケージが所狭しと重なっています。

これは動物を飼育しているのではなく
『物』を売るために生かしているというしか言いようがありません。
何年間 この薄暗い場所に閉じ込められていたのでしょう…
近くの海辺があるってこと、太陽の光を浴びて散歩したことはあったのでしょうか?
人の手の温もりは暖かいこと知っているのでしょうか。

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「なんて酷い。。。」

殆どの方がそう思うでしょう
しかし、実は現状を見かねた近所の方がお掃除に入っていて現場は糞尿なども掃除がしてあり凄惨というほどではありませんでした。
それだけでも救いでした。

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私が犬が苦手な理由はこの目です。
犬は人間に訴えかけてくるのです。
「早く出してよ」
「早く遊んでよ」「怒らないで」
「さみしいよ...」
管理センターや保健所で犬舎の犬達の目を見ることが未だにできない理由はこれなのです。
今回驚いたことは
M基金さんのメンバー達の動きの迅速さ
チームワークです。
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私が犬が触れずオタオタしてる間に
30分でレスキュー完了
すぐさまトンボ帰り
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冬の増毛~留萌線

強風です。

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ライトバンに9匹の犬

めちゃめちゃ臭い上に猫とは違い鳴き続けます。

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そして
これからが正念場でした。
     続く。