日々の活動報告

レスキュー案件

2016.03.07

犬繁殖業者の崩壊案件 レスキューの現場②

【犬のM基金さん】さんがレスキューに入った案件。 

現場の動画です。
朝6時に札幌を出て留萌に9時には皆が集合し、犬達をレスキューして車に乗せ終わったのは10時でした。
そのままトンボ帰りで札幌へ
4台の車でM基金さんの仲間の所へ着いたのは、ちょうどお昼でした。
車の中は排泄はもとより、シャンプーもされていない状態ですから本当に酷い臭いでした。
メンバーさん達も車の中で食事をとることもままならなかったのです。
※ちなみに私は図太いので悪臭の中、おにぎり食べました。真顔
すぐさま犬達のチェック。
ただならない状況でも皆さん、黙々とケアしていきます。
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 殆どの犬が爪も切ってもらえず、
ブラシもかけてもらえず、ケアらしいことは何一つされていません。
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このコは妊娠しているようです。

巻き爪になり皮膚に突き刺さり腐り始めているコも ...
レスキュのーの際に前脚が折れているとの
近所の方がお話ししていたコもいて
代表の秋田さんが各病院に連絡しまくっていました。
いつもお願いしているI先生が出張して診察を始めてくれました。
〈豪邸猫レスキュー〉で現地での避妊手術をM基金さんの紹介でお願いした先生です。
35匹全頭チェックですから、凄い手際の良さです。

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 ほとんんどの犬が風邪の症状

と皮膚炎
掻き続けるコには痒み止めのスプレーを
していきます。
耳ダニも酷く綿棒で何度拭いても落ち切りません。
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立つこともままならず状態の悪いと思われた2匹もこの後、メンバーさんの手からご飯を食べれるようになりひと安心。
ボランティアのトリマーさん中心に

根元で絡まった毛をバリカンで刈りシャンプーして乾かしていきます。

メンバーさん達が手際よく黙々とこなしていきます。
寒い中外でキャリーケースを洗うメンバー

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元 美容師としては腕の見せ所?
と張り切ったものの人間とは勝手が違います。
やっぱり難しくて殆ど足手まといでした
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とにかく皮膚をどうにかしてあげたい
気持ちいい状態にしてあげたいとの
皆んなの思いは強く、誰一人止まることなく続けられる作業
ほぼ、飲まず食わずです。
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代表の秋田さんはすべての犬の管理と健康チェックをしていきます。

その間にM基金さんの預かりボランティアさん達が訪ねてきて、状態の比較的良い子コを連れて行ってくれました。

当団体の仲間の【犬の美容室ピュア】さんもすぐ駆けつけてくれて2匹の犬のケア預かりを引き受けてくれました。
後から届いた画像を見て驚きました
別犬ですえーん

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ピュアさん よろしくお願いします照れ



私が気なっていた柴犬がいました。

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腰からお尻にかけて骨が飛び出すほど痩せていましたえーん

今度、会うときは譲渡会か?
それとも新しい家族に甘えているかな?

私はひと段落ついた夕方に帰らせてもらいましたが、皆さん夜遅くまでケアを続けていたようでしたショボーン

今後の活動の様子はM基金さんのHPや
などでご覧ください。
M基金さんへご支援も頂けると嬉しいです。


今回、なぜ犬の苦手な私が同行したかには理由があります。
M基金さんは大きなレスキュー案件を何度も入っていますが、募金を募ることもなく
譲渡も無料譲渡です。

仲間たちでそれぞれ一時預かりしながらの
活動を続けています。
それぞれがお仕事を持ちながら
イベントをこなし物販販売やフリマなどで資金を調達しています。

私には信じられないくらいにストイックに活動されているのです。
ただその活動があまり目に入ってこないのが不思議でどうしてか知りたかっつたのです。

当団体が年末に緊急に入ったレスキュー案件のゴミ掃除にもメンバーさんはすぐさま駆けつけて手伝ってくれました。
豪邸猫レスキューでも然りです。

今回一緒に動いてわかったのは
結局、目の前のやるべきことに必死で誰も画像を残せないという簡単な理由でした。
「写真撮る暇あるなら早く搬送してー!!」という感じでしょうか。


ということで今回はできるだけ画像を撮ろうと必死だったのですが、私もいつの間にか写真を撮る暇がなくなっていましたニヤニヤ

とにかく今回はレスキューできて良かったのですが、まだ問題の根は深く今後
我々【北海Doぶつnet.】が行政と連携を取りながら問題解決していく場面が増えていくと思います。

ご賛同頂ける団体や個人のボランティアさん
一人でも多くの方に一緒に参加してもらえると嬉しいです。

このような無知な繁殖業者や販売業者。
犬猫を『モノ』としてしか扱わない人間達は絶対に許すべきではありません。

愛護動物を救う為には一人一人が無関心でいないこと。
『適正飼育』の啓蒙でしかないのです。

今、巷では猫ブームも到来し
ペットショップに駆け込む人たちも多いと聞きます。
おかげさまで当団体のにはそのような里親さんは来店されないので安心しています。

とにかく仲間達と一致団結して今後も目を光らせ続け、警鐘を鳴らし続けます。

人間の手で不幸な境遇に立たされている愛護動物を達を助けられるのも、
また私たち人間なのですから。。。