多頭飼育崩壊案件 親娘に穏やかな日々を〈10〉
レスキューした26匹のうち
3ヶ月の子猫8匹はほとんど飼い主さんが決まりました。
生後7ヶ月の15匹の去勢、避妊もほぼ終わり譲渡へ向けて加速していきます。
健康状態も悪くはないので、現在は人馴れ訓練中です。
ほぼ全員キジトラ軍団です
先日、飼い主さんがお掃除ボランティアに出向いてくれました。
普通の生活を徐々に取り戻してくれたようです。
毎週面倒を見に来ると言ってくれたの嬉しかったです。
歯車がズレてしまった生活を取り戻すために、今後も必要なことは地域や周りとの関わり合いが絶対必要だと感じていました。
実は各行政や生活支援などに相談していましたが、中々当てはまるところがなく
個人のボランティアにお願いしするしかないかと悩んでいたところに1本の電話がなりました。
地域の行政の担当者さんが、問題解決に向けて話し合いの場を持ってくれるとのことで私達もその場に参加することになりました。
これは本当に嬉しいことでした。
私たちが真剣に取り組んだことで地域の行政も動いてくれることになったのです。
親娘に必要な行政サービス受けることが出来れば、早い段階で生活の改善ができるでしょう。
私の願いは親子の自立に他ならないのです。
いつかペット可の物件に引っ越して、残った猫は引き取って責任を持って飼うようにお話をしました。
今度こそ『適正飼育』をして猫と楽しく暮らしてほしいのです。
まだまだ多頭飼育崩壊案件は後を絶たないと思います。
全ての猫を救うことは私達の力だけでは無理なことです。
行政との連携を強固なものにしていかなければなりません。
その為にも今年は仲間達と作った【北海Doぶつnet.】の取り組みを皆さんにも知っていただきたいと思っています。