多頭飼育崩壊案件 母娘に穏やかな日々を。〈2〉
当方ではこの他にも
~ふつうのお家で暮らしたい~【豪邸猫レスキュー】の案件を抱えていましたが
27日の日曜日に現地の撤退予定でした。
若い人たちを中心に預かりボランティアさん達が増えて、40匹の猫達をどうにか振り分けることが出来たのです。
流石に同じ日に2件の案件をこなすのは難しいと判断し、前日にスタッフ3名とボラさん2名で
なんと1時間で15ケージの解体⇛掃除
13匹の猫たちの移動⇛5匹をそれぞれ一時預かりさんへ託す事ができました(=⌒▽⌒=)
この猫たちもゴミ屋敷の中で暮らしていましたが、人の手が入リ愛情が加わって
素晴らしく美しい猫に変身してきたのです。
次々と新しい飼い主さんも決まっていっています。
オープン当初から一緒に汗を流してきた、滝澤と木戸口は札幌市の動物愛護推進員でもあり自慢のスタッフでもあります。
スキルが上がり本当に逞しく育ってくれました。
私が日頃モットーにしている人材の育成、それぞれのパーソナリティを引き出すことが少しづつ実になってきました。
そんな一児の母 滝澤が忙しい子育ての合間を縫って今回の案件に積極的に参加してくれました。
当日集まってくれたのは当方の里親さん中心に女性5名、男性4名
+犬のM基金さんの代表秋田さんとボランティアさんもお手伝いに来てくださいました((´;ω;`)
今後、難しい案件は当方も加盟している《北海Do ぶつnet.》で皆で助けあおうということになりました。
http://www.hokkaidobutsunet.com/
当日は生憎の悪路、前日あたりあから氷点下になった札幌はブラックアイスバーンで、そこらじゅうで
事故も多発していました。
市内とはいえ現地まで1時間以上かかりました。
集合住宅の4階階段というだけで目眩がしそうです。
どれだけのゴミを運び出せるのか検討もつきません。
とりあえず45リットルのゴミ袋100枚 70リットルのゴミ袋30枚を用意しましたが
甘すぎました・・・
その後2度ほど買い足しにいったので約300袋ぐらいのゴミが出たように思います。
いくら全てゴミに見えても家族の想い出は捨てることが出来ません
写真やオモチャなどより分けていきます。
最後には子供の服の山ができました
お母さんの物はほんのすこししかありませんでした。
靴は1足しかないようでした。
その家族の裏側を垣間見た気がして、ゴミの山に手を止めることが出来ないけれど
心が苦しくなっていきます。
参加してくれた皆の心のなかも様々だったと思います。
死ぬほど階段を駆け登ってくれたしょっちゃん(こうぞうの里親さん)
顔つきがどんどん変わっていったみさちゃん(最年少23才)
ヤンキー風だけど心優しき45さん(あーみんの里親さん)
当方の理事でレスキュー案件のみーたんの里親さんのMさんは、掃除機が無いこのお家に
一旦家に戻り掃除機を進呈してくれました。
サブスタッフのようにツキネコカフェでお客様のご案内までしてくれる品川さん(しながわときよみず
の里親さん)
と知人のひろしは悪路の中ごみの搬入を往復してくれました。
一番最初に手を挙げてくれたMさん
桔平&楓太郎の里親の浩子さん。
小さな身体で頑張ってくれたスタッフ滝澤
M基金の押尾さん、まおみさん
他の案件もあったのに駆けつけてくれた代表の秋田さん
凄いパワーが結集して1日でここまで片付けができ掃除できたことは本当に素晴らしいことです。
ただ、この状態がまた元に戻る可能性があることは否めません。
今後もこの親子の動向を見守っていく必要性がありそうです。
この日は5匹の猫たちを引き出してきました。
前回と合わせて17匹となりました。
続く。。。