日々の活動報告

レスキュー案件

2023.12.06

岩見沢市 高齢者による「多頭飼育継続困難」案件 ❷

◉2例目
96歳と超高齢の飼い主さん宅に猫が10匹以上おり世話も大変になって来ているとのことで、
札幌に暮らすお子さん(と言ってもシニア世代)からの相談です。

11月初旬に、猫達を見に行ったところ子猫がたくさん。

飼い主さんのお膝で暖をとっています。
暖房もついており、温かな室内は一見猫にとっても良い環境に見えますが、、、
お世話は行き届いているとは言えず、かなり不衛生な状況です。

生殖制限を怠ってしまった猫達は、それほど繁殖を繰り返しどれほどの猫が命を落として行ったのでしょうか。
適正数ではないことや高齢の方が飼育して良い月齢・年齢ではありません。
人馴れしている子達も多く、若い猫もいる事から譲渡はそれほど苦労しないかもしれません。
この日はダンボールに入っていた子猫達を引き出しました。

連れ帰ってわかったのですが、猫達は猫風邪の上にシラミだらけ、耳ダニだらけという悲惨な状況でした。

あまりにも酷すぎて毛刈りをせざるを得ませんでした。
こんな不衛生な状態で過ごしている高齢者さんにとっても大変な問題だと思いましたが、
行政機関には相談しておらずご家族の対応も足りないと思われました。

*《ふわり》と名付けた黒子猫が、必死のケアにも関わらず12月1日未明 虹の橋へ

同居されているお子さん(相談者さんの兄弟、この方もシニア世代)は、
体調不良が続いており猫の世話もままならず、また豪雪地帯の岩見沢市。
私たちとしても冬場になかなか出向くことが出来かねます。
1例目の猫たちと同じ地区だったことから、一斉に引き出しすることを決めました。
(1例目案件はこちら⬇️)

11月29日、1例目案件から8匹+外の子猫2匹を捕獲後、すぐにこちらの自宅へ向かいます。
お子さん世代(皆さん70代前後)と飼い主さんがほとんどの猫たちをキャリーバッグに入れておいてくれたので、スムーズに引取り完了。
1匹だけ馴れていない子がいたのでたも網で捕獲を行いました。
こちらの案件も8匹を引き取りし、月虹山荘へ一旦入居することになりました。

12月4日、1例目『栗シリーズ』の猫たち同様にほぼ全頭が<FIVキャリア(猫エイズキャリア)>だったことが判明。
大人の猫たちも全頭にシラミ・耳ダニ・猫風邪症状がありこれからケアを続けていきます。

2件同時に引き受けした案件の猫たちが全頭FIVキャリアだったことでケアも含めると
譲渡完了までは時間が掛かります。

一時預かりさん、キャリア猫でも構わない里親希望者さん、お掃除ボランティアで支えてくださる方を大募集します🐱

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