札幌市動物管理センター《あいまるさっぽろ》のオープニングセレモニーに参加しました。
札幌市民の皆さんや、動物愛護関係者が待ちに待った、
動物管理センターの新施設がいよいよ誕生しました。
《あいまるさっぽろ》です。
11月11日
ツキネコ北海道を代表してオープニングセレモニーに参加させていただきました。
ボランティアの徳保さんもお誘いしました。
永年預かり制度に関して、アンケート調査などでご尽力頂いています。
木の温もりがいっぱいで陽が降り注ぐ館内。
一般公募で施設の名称を公募されて選ばれた皆さん。
流石に取材クルーもたくさん来ていました。
一番左端が《認定NPOしっぽの会》上杉代表です。
しっぽの会さんは、北海道で唯一の認定NPOを取得されて『殺処分を減らしたい!』
との考えで北海道内の保健所や管理センターの犬猫の引き出しにご尽力されています。
この度の新施設設立に向けて署名活動のイニシャチブを取られ、
たくさんの署名を集めてくださいました。
《ニャン友ねっとわーく》勝田代表 《ねこたまご》後藤代表も
参会されていました。
色々なご挨拶や説明を聞いていく中で、胸に去来する思いは複雑な部分もあります。
収容頭数がMAX80匹ということ。
残念ながら思っていた以上に新施設は手狭だと感じました。
*ツキネコ北海道の現在の保護管理頭数は350匹
シェルター3施設、保護部屋2部屋
預かりボランティア100名以上で運営
相談の中の多くは行政に相談してもほぼ断られて、最終的に民間の保護団体や個人ボランティアさんに
丸投げが現状です。
今後は官民一体となり(*所轄する北海道の振興局と各市町村の保健所の連携が取れていない)
手付かずだった多頭飼育崩壊案件や、飼育放棄相談の受け皿をしっかりと作っていかなければなりません。
《あいまるさっぽろ》に生まれ変わった
札幌市動物管理センター
今後の動向を皆さんもしっかり見据えてくださいね!
◉オマケ
こちらの相談者さんのお手伝いで、捕獲器で捕獲できた猫を搬送しにスタッフとあいまるさっぽろに向かいました。
施設の見学もさせて頂きました。
今まで殆どできていなかった、生殖制限や疾病犬猫のケアも
できる様になりました。
素晴らしいーー!!!
*獣医師さんがいるのにワクチンや治療さえできなかったことも驚きですよね、、、
職員さんはとても丁寧に説明してくれて、犬猫達はしっかりと管理されていました。
現在、あいまるでは多頭飼育案件の引き受けをしていて
猫舎の中は黒猫だらけ
実はツキネコで受けているこの案件も黒猫が多いのです。
こちらも少しづつでも引き出していける様に頑張ります!
あいまるさっぽろの一番素晴らしいところは
犬猫の殺処分機が無くなったことです。
今まで殺処分されてきた犬猫達のことを思うと、胸が締めつけられます、、、
しかしながらそれは行政のせいではなく、我々市民や道民が適性飼育を怠って身勝手に犬猫を飼育放棄したり、無自覚、無責任に野良猫への餌やり行為をしてきたからでもあります。
殺処分がない分、飼育放棄も多頭飼育案件も増えるのは間違いありません。
すでにあいまるも猫でいっぱいでした。
*ぜひあいまるさっぽろに足を運んで頂き、
『保護猫と暮らす』という選択肢を選んでいただければ嬉しいです。
ツキネコ北海道は行政との協働を目指し、今後も
【適性飼育の啓蒙】に力を入れていきます!!