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2023.10.13

札幌市動物愛護センター『あいまる さっぽろ』が完成しました

スタッフの滝澤です。
札幌の方は、報道などでご存知かと思いますが、いよいよ札幌市に『動物愛護センター』が開所されますびっくりマーク
愛称は、
あいまる さっぽろ
です犬猫

本日、札幌市中央区内に新築で建設された愛護センターの内覧会に参加してきました。
私は、札幌市の第1期愛護推進員を経て現在は札幌市の教育ボランティアをしています。
幼稚園や保育園での出前講座のお手伝いをやらせていただいています。

これまで、西区八軒の本所と北区福移の2拠点だった動物管理センターを1箇所に集約されます。
そして、何と言ってもあいまる さっぽろには、

 犬猫の【殺処分機はありません】 

愛護動物を管理し適切に指導などを行う行政機関として生まれ変わります。
今でも動物管理センターでは殺処分をしているイメージはあったかもしれません。

犬は8年以上殺処分は行われず、また猫は事故などで瀕死な猫は安楽死となる事はありますが頭数調整などでの処分は5年ほど実施されていないのです。

それでも、これまでのセンターにはドリームボックスと呼ばれる殺処分機があります。
処分ありきだった行政収容のペットは、これからは率先して譲渡する場となります。

北海道産木材を使用した温かみのある室内

人に馴れた猫たちはキャットウォークのある遊び場で展示も出来ます。

犬の収容場所は9室完備されていました。

機材はまだ設置されていませんでしたが、手術室・レントゲン室もありました。

吹き抜けもあり日の光を浴びられる、本当に明るい施設になっていました。

わんこは屋内と屋外で散歩や運動出来るようになります。

これまで通り、ペットの火葬受付業務は行われ立派な祭壇もありました。

多目的ホールは開放的で、しつけ教室などに使われるようです。

2階からは収容動物たちを見ることができます。

最後に記念撮影までしちゃいました😆

札幌市では、今年に入り市内の多頭飼育崩壊案件を7件以上受けており、今も猫の収容が70匹を超えています。

おかげで、札幌市内の多頭案件の相談は来なくなってます💦

行政機関だからこそ、出来ること・しなくてはならないこと、また出来ないこととの狭間で犬猫をはじめとしたペットたちの業務を行う機関ですが、あいまる さっぽろが出来た事で行政愛護がより良くなり私たち民間愛護団体と連携や協働していければ札幌市内で猫の困りごとや大きな案件、相談を解決していけると思います。

ツキネコ北海道としては、札幌市に登録団体をしておりこれまで通り愛護センターと協力しあっていければと思います。

今年6月末にセンターから引き出しした6匹は、それぞれ里親さん・永年預かりさんが決まりみんな無事に卒業していきました。

11月13日からあいまる さっぽろでの業務がスタートし、収容の犬猫たちに会うことも出来ます。
新たに家族として迎え入れる際に、愛護センターからのお迎えも候補のひとつにしてくれたらと思います。
あいまる さっぽろ を皆さんに知ってもらうべく、拡散のご協力もよろしくお願いします!