日々の活動報告

レスキュー活動事例

2023.04.05

帯広市多頭飼育崩壊案件に着手。

帯広市

多頭飼育崩壊案件の相談が初めて入りました。

今回の相談者は帯広市で保護活動している『つなぐねこ』さんです。

https://profile.ameba.jp/ameba/tunagu-cat?frm_id=v.jpameblo&device_id=0319b9cef4454ada97348b3fffbe1b13

ご縁があり、数年前にはつなぐさんの譲渡会に行ったり保護猫のリレーをしたりしていました。

このところ、たくさんの地方の仲間のサポートをしていたこともあり

お付き合いがなかったのですが、個人のボランティアさん達では

難しいと思われる多頭飼育崩壊案件が入ったとのことで連絡がありました。

◉経緯

3月20日

ある女性が仕事先で倒れて救急車で搬送されました。

バイト先の人が家に猫がいるから親戚はいないのか?と病院に問い合わせたところ

連絡が入ったのが20年間疎遠となり音信不通になっていた弟さんでした。

正直、関わりたくないのが本音だったそうです。

25日

現地に向かう際事前に猫は10匹くらいいるらしいとの情報がありました。

猫の扱いが分から無い弟さんは猫好きの従兄弟さんにお願いして同行してもらったそうです。

ところが部屋の中には

猫がざっと数えて30匹!!

初めは数匹なら連れてきて友達に猫好きもいるから、お願いしようと思ったそうですが、

この数ではどうにもできず、、、

どこに相談しても猫のことを引き受けてくれるところはありませんでしたが、

その中でどうにか『つなぐねこ』さんが対応してくれました。

その日のうちに電話して状況を相談して子猫がいる事を伝えると、

共食いから守るためすぐにでも保護したいと言ってくれ、

25日のうちに子猫3匹と母猫1匹を保護してくれました。

猫たちはガリガリで餌も何もなく5日間放置はされていた様です。

とりあえず死骸はないと思っていましたが、その後段ボールの中も含め

4体の死骸が見つかりました…

つなぐねこさんは、個人のボランティアさん達のグループです。

相談を受けてすぐに対応

現在まで弟さんと共に朝晩でお掃除とケアに入っています。

死骸4匹は、火葬場にお願いしてくれました。

調子の悪そうな7匹はゲージ管理してますが、あとはあの現場で数匹の子達に点滴をしてます。

少しづつ調子が上がってきているようにみえるとのことです。

私につなぐさんから相談が入ったのは次の日の26日でした。

すぐにLINEグループを作り行政との連携を目指し、スピード感を持って動き出しました。

最初はたらい回しでしたが、行政も理解を示してくださりとんとん拍子で

いい方向に進んでいます。

つなぐさんと達がお世話に入っていて、親子猫や弱っている子達を引き出してケアに入ってくれています。

30〜40匹いるとおもわれる猫達を現地で生殖制限⇨3回くらいに分けてツキネコで引き取り予定です。

最初の連絡から9日間が過ぎましたが、現地でつなぐさん達が頑張ってくれているお陰で

個体管理もできる様になってきました。

札幌市は動物管理センターが新しくなることもあり、保護団体、個人ボランティアもたくさんいて

連携を取れる様になってきました。

しかし地方はまだまだ遅れていて多頭飼育案件を受けれる団体はほんの僅かです。

今回、つなぐさんが入らなければ一体どうなっていたのでしょうか、、、

今後の地方の課題でもあります。

一番状態の悪そうな子も、メンバーさんがお家に保護してくれた結果

ビフォー

アフター

 愛情の賜物で別猫ですね😭😭

体調の悪かった猫も少しづつケアが進んでいます。

またまたミラクルなのですが、代表吉井も8日に帯広に行くことになっていて

急遽お掃除と消毒に入ります。

相談者さん、つなぐさん、行政関係者さんと打ち合わせ予定です。

帯広近郊の皆さんにも預かりボランティア等、ぜひご協力して頂けると嬉しいです。

十勝は私の故郷でもあり、大切な場所なのです。