日々の活動報告

レスキュー活動事例

2023.03.28

江別市 2件の多頭飼育案件に同時着手しました①

スタッフの滝澤です。

江別市内 10匹以上の多頭案件

2件相談が入り出向いて来ました。

1件目は、ご家族からの相談で、

「父親が飼っている猫たちが生殖制限をしていないので10匹以上に増えてしまった。今はまだ手放すつもりはないと言って入院を渋っているが父親の身体が心配」

とのお話しでした。

その後連絡が入りお父さんの体調は思わしくなく入院しなくてはなりません。

どうにか私たちの手を借りたいとの事でした。

数年前にお母さんが亡くなられた後に増えてしまい、家の中も男所帯になり

手が回らなくなってきたそうです。

犬も猫も鳥も、動物は何でも大好きなお父さん。

自宅内はDIYされていて猫たちが過ごしやすい様に、キャットウォークまで作られていました。

3月6日

瀧澤と代表吉井とで一度視察に入り猫たちの頭数や馴れ具合を確認。

飼い主さんとご家族も立ち会いましたが、飼い主さんは立っているのも辛そうで、とても生活できる状態にないことが見て取れました。

吉井と世代だったのでお話しに花が咲き、知り合いがいることもわかりました。

その後すぐ飼い主さんは入院が決まりました。

3月14日

馴れていない猫も多いことから捕獲機を設置することに。

捕獲機を各部屋に設置(江別在住でツキネコの里親のチョリさんが手伝ってくれることになり助かりました)

この日、2匹の猫が捕獲器に入った様です。

翌3月15日

吉井と捕獲に出向いたところ2匹が入ってくれていました。

数日ご飯をあげない様にしていたのが功をそうしたようです。

その子達を江別市内の専門医の《MobileVETOffice》さんへ。

しかし、猫が捕獲器に入るのを1日中待っているわけにも行きません。

全頭捕獲するにはこのままでは難しいと判断して、たも網で捕獲を試みることになりました。

今まで殆ど飼い主さん以外見たことのない猫たちも必死です。

お父さんが猫たちの為に作ったキャットウォークや、猫基地が邪魔になり捕獲が思う様に行きません。

それでもたも網入った猫を洗濯ネットに移し替えて、キャリーバックへ。

若い猫で力が強い猫が多く2人で必死に捕まえたのは3匹。

ヘロヘロです🥵🥵

そのまま病院へ届け、空いた捕獲器を持ち帰り設置。

その際2階の猫の姿が見つからず難儀しましたが、2階に2匹の猫をどうにか確認。

一旦食事休憩を取り、作戦会議

その間も色々な打ち合わせやメール、相談があり2時間があっとい間に過ぎました。

また戻って見ると2階の猫が1匹が捕獲器に⇨再度病院へ搬送。

空いた捕獲器を持ち帰り仕掛けます。

この日は病院へ3往復。

手術、検査、ワクチンを済ませた4匹の猫を新施設の《月虹山荘》へ搬送して

準備していたケージに振り分けました。

性格が分かるまでしばらくはケージで管理していきます。

3月16日

朝早くから手術済みの猫の引き取りと残った猫達の確認に現地に向かったところ、2階の1匹が捕獲器に入っていて最終的に11匹の猫を捕獲できました。

15匹と聞いていましたが黒猫が多く頭数を把握できていない可能性もあり、今後は取りこぼしがないか、ご家族と連携を取りながらしっかり確認していきます。

昨日、手術が済んだ猫6匹をそのまま江別から札幌の月虹山荘へ

この日は1人で動いたのでかなりな重労働💦💦

私も小さい2人の子供の子育てしながらですから、この1週間はなかなかハードでした。

《Mobile Vet Office》さんとの連携

経験値のある団体だからこそできることですが、ご家族のみで対応するのは

本当に大変なことだと思います。

毎月定額でのご支援ができます。
継続的なご支援をいただくことで安定的な保護活動が持続できます。