◉相談事例『らんらんららん』
2022年秋に飼育継続困難で入居した「らんらんららん」
元飼い主さんのお子さんが飼育していた猫でしたが、飼い主さんご本人と
相談者である親御さんも体調を崩されツキネコ北海道で引き受けをしました。
「どうにか幸せになって欲しい。」と親御さんから切望された相談でした。
元の名前は<りん>ちゃんでしたが、当時他の猫でりんちゃん→「りんりんりりん」が居たことか
《らんらんららん》と仮名を付けました。ツキネコ得意の面白ネームです。
純血種の猫なので、すぐに里親さんは見つかるだろうと正直安心していた子です。
ところが《らんらんららん》は入居直後、環境の変化からご飯を受け付けなくなってしまいます。
猫管理スタッフがあの手この手で試みますが、なかなかうまくいきません。
その後、重度の咽頭炎となりあっという間に肺炎にもなりかけてしまいました…
必死の通院、治療を続けていきましたが、どんどん体力は落ちていくばかり。
すぐに幸せにするはずだった猫の命の灯は消えかけていくばかりです。
飼い主さんから引き受けた子の大切な命の灯を絶対に繋げなければ、、、
先生と相談しながら、元々体格が良かったこともあり最終手段の
「胃ろう」処置を行いました(食道チューブ)

食べられるようになるまでボランティアさんへ託します。
ツキネコでは、全幅の信頼を置いている『犬の美容室ピュア』さんにお願いしました。
そんなピュアさんのところで根気良く向き合ってくださり、
二カ月経った後咽頭炎も改善され自力で食べられるようになったのです!

本当にありがとうございました😭
もうひと安心😮💨というところでツキネコカフェでデビューしたところ、
その日のうちにお申し込みが入ります。


ツキネコにいた頃とは別猫です。
あっという間にお家と家族に馴染んだ《らんらんららん》
幸せに、ずっと幸せになってね〜❣️
ツキネコ北海道の相談窓口には全道各地から飼育放棄や、飼育困難案件の相談が
多く入ってきています。
おかげさまで高齢の猫や成猫でも譲渡は進んでおり、また預かりボランティアさんも
たくさんいることから皆さん安心して相談されるようです。
それでも全ての猫のお引き受けができないことが切ないところでもあります。
それぞれの地域で行政などの相談窓口ができて、保護団体と連携できれば一番良いことなのですが、、、
私たちの活動では行政からの助成金などは殆どありません。
今後の課題でもあります。
毎月定額でのご支援ができます。
継続的なご支援をいただくことで安定的な保護活動が持続できます。