日々の活動報告

日々のこと

2021.12.17

最期を看取る。

《長屋》という保護部屋で暮らし始めた
3匹の猫たち。

https://ameblo.jp/tsukineko-hokkaido/entry-12704377856.html

20才の《ウッシー》が10月31日
ひっそりと亡くなっていました。
ちょうど引き取って1ヶ月目のことでした。

Instagramでもすっかり皆さんのお気に入りの猫になっていた《ウッシー》
高齢猫の味わい深い表情と行動がなんとも言えない猫でした。
そして12月15日FIVキャリアの《チビ》がこれまもまた、見事にひっそりとその生涯に静かに幕を下ろしました。

残る《ナッキー》はスタッフの瀧澤が一時期連れ帰ってくれていましたが、猫のいない生活は苦手だったようですぐに逆戻り。
猫に好かれるナッキーなのでした。
人が苦手な桑園野良猫チームも、ナッキーにスリスリするから不思議です。
長屋に悲壮感が漂わないのは、この3匹の猫たちのおかげもありました。
飼い主さんに愛情深く大事に育てられていた猫たちです。
この時に『飼育放棄』という言葉をはからずも使っていましたが、何か違和感がありました。
そこで今後は責任もって次の里親さんを探される飼い主さんや、のっぴきならない理由で飼育ができなくなった飼い主さんに対しては
『飼育困難』という言葉を使っていきたいと思います。
さて人気者の《ナッキー》ですが、こちらも
リンパ腫なので長生きすることは難しいとおもわれます。
今のところ一番の食いしん坊で、大量にご飯を食べます。

身体は最初からガリガリですが生きる気力に満ち溢れているナッキー
とここまで昨日書いていたのですが…..
今日、お世話に入ったスタッフの木戸口から
ナッキーが亡くなっていたとの報告が!!

昨日まで普通にご飯食べていたんで、ビックリしました。

ナッキーも実に見事な最期でした????????
ありがとう。ナッキー
当団体では保護猫に対して過剰な医療行為は行っておりません。その猫の生命力やそのエネルギーに委ねています。
特に高齢猫や疾病猫に対して自然看取りの方法を取るようになって、死に様がそれはそれは美しく見事なのです。
この度のチビは布を被せたケージの中で
猫ベットで丸くなってこときれていました。
あまりに自然で寝ていると勘違いしたくらいです。
食べなくなって3日目くらいです。
苦しむ様子も全くありませんでした。
ここに来るまで沢山の猫を看取ってきたこともあり、私達はこの境地に辿り着くことができました。
また利尻島の《りしりわん・にゃんクラブ》代表の安達さんとの出会いも大きかったです。
なぜなら利尻島に獣医さんはいないのですから、、、
ただ一般の飼い主さんに対しては、自身の飼い猫に置き換えるのは難しいことだとは思います。
この様な看取りの方法もあることをお伝えできればと思います。