日々の活動報告

日々のこと

2021.12.18

幸せの前借り〜藤堂の場合〜

《小樽キジトラ軍団》
長いことニャイダーハウスで生活していた
藤堂とGパンは少し前に永年預かりがスタートしていました。
同じ案件からちょうことくめこを迎えてくれた
里親の千秋さんが、ひきうけてくださったのです。

ちょうど、永年預かりの取材が入っていたので
お伺いしてきたばかりでした。
藤堂の調子が良くないことは聞いてましたが、相変わらずの仲良しの2匹は寄り添いながら
のんびり家猫生活を謳歌している様でした。
取材から数日後
あっという間に藤堂の時間が残り少ないと連絡が入り、先日看取って頂きました。

千秋さんより

⬇︎


『藤堂さんから

Gパンを頼んだ
今まで、ずっと一緒に頑張って来た
でもここならもう大丈夫だ

神経質でシャイなところもあるがいいやつだ
Gパンを頼む

安心したので
俺は一足先に虹の橋を渡ることにしたよ

Gパン、みんなと仲良くな
自分らしく生きろよ
ここの人間はあまそうだから
縮こまらず伸び伸びと生きろよ

神様の時が来たら虹の橋を渡ってこいな
一足先先に行って待ってるぜ!
一緒に寝れるフカフカのソファーも用意してな

またな、Gパン!

Gパン、頼んだぞ!!』
と藤堂さんが言ったかどうかはわかりませんが
こんなメッセージが送られてきた気がしました…

こちらは
猫歌人・仁尾智さんの短歌だそうです。
私も深く頷くばかりでした…

管理センターで荼毘に伏してもらい
家猫として猫生を全うできた藤堂
それは本当に嬉しいことでした。
雪の中
坂道の多い小樽のある町で起こった多頭飼育案件
破れた天井裏には沢山のキジトラ軍団が暖房もない寒い中まんじりともせず暮らしていたことが思い返されます。
またいつかGパンや仲間達もそちらに向かうからね。

ちょうこさん。

そんなキジトラ軍団の仲間
くめこさん。
『Gパンがソファーの下に陣取っているので、入るに入れなくなったくめちゃんは…なんと!
扉の金具が歪み締まりが悪くなっている食器棚の中へ…
コップ出そうとして目が合いこっちがビックリ!くめちゃん面白すぎます』
末永く仲良くね。