ツキネコ助け合い基金
《ツキネコ助け合い基金》を発足しました!!
当団体が保護した猫達が里親さんの元で病気を発症した場合、何かできることはないか、、、
いつも、いつも葛藤していました。
特に里親の会のご報告でも猫伝染性腹膜炎(FIP)で命を奪われる子猫が殆どで、治療法も無く手をこまねいて死を待つばかりなこの憎い病気。
今までは諦めるしかありませんでした。
最近になり無認可の治療薬が出てきたのは知っていましたが、医療費が莫大な金額になる為、
当団体の保護猫に使うことは到底無理なこと。
クラウドファンディングを成功させている方も多く見受けられるようになりましたが、
スタッフ間の中では『これは何か違うんじゃないか』
個人的にも自分の飼っている猫には高額医療を施すことはしないけど、、、
でも何かできることはないのか、、、
答えはなかなか出ませんでした。
そんな時
里親の会で驚きの報告がありました。
永年預かりの《つぶ》が11才になり突然のFIPの発症。
つぶは飼い主さんが命を絶たれて部屋に取り残されていた3匹の猫の1匹です。
《カキ、ウニ、ツブ》
ツブはツキネコでしばらく生活していましたが、
ストレスが重なり引きこもるようになり元気がなくなって行き、そんな時にお声をかけてくれたのがSさんでした。
すでにFIVキャリアの紋次郎を家族に迎えていて、流石に2匹は自信がないとのことで、ツブは永年預かりとして迎えてもらいました。
ツキネコ里親の会ではいつもFIVキャリアのモンちゃんとのかけ合いが楽しく、いつも話題を提供してくれていました。
もうこの2匹のかけ合いが見られなくなるのか….
里親さんの元で譲渡した猫が亡くなったとご報告を受ける病気でダントツに多いのがFIPです。
一番可愛い子猫の時期に亡くなる場合も多く、
治療薬も無くあっという間に命を奪われてしまうこの病気は本当に怖い病気の一つです。
まさか高齢になってきたツブがこの病気になるとは。
主のメンタルは豆腐並みというくらいのSさん。
私もすっかり心配になってきました。
新薬の経過を観察したいという気持ちに加えて、
里親の会の仲間や応援してくれ仲間がいるという
ことが後ろ盾となり今回の治療に踏み切ることになりました。
今後、他の病気で困っている里親さんの猫達にも
助け合いの輪が広がるように形を作っていこうと考えています。
4月16日
市内の唯一の治療をしてくれる病院へ同行しました。
これまた奇跡的にツキネコもSさん宅も
車で10分ほどの距離でした。
私も譲渡会やチカホのイベントが詰まっており、必死に走り回っていたので病院が近いことはこの上なくラッキーでした。
バンダナがゆるゆるになっていて切なかったです。
一緒に説明を受けて行きます。
腹水も溜まっていました。
すでにSさんが主治医のところで一通り検査されていましたが、再検査。
外注なので5日後に結果がわかりました。
4月21日
2度目の受診
ドライ、ウエットの複合型で進行が進んでいる状態との結果。
体温はこの日は39度 貧血状態。
もうすでにかなり痩せてきているものの
目力はあるのが救いでした。
でも悠長にしている時間はありません。
とにかく新薬はしっかりと飲ませることが重要で、体重管理や諸々細かいところに気を遣わなければなりません。
スタッフに今後の薬の与え方をしっかり共有して
つぶのケア管理表も作りました。
大きなカプセルを????を3個飲ませなければなりません。
Sさんが投薬するにはかなり厳しいと思われ、
まずは元気が回復するまでツキネコでツブを預かることにしました。
とりあえずしばらく通ってもらいツブのストレスも軽減させなければなりません。
点滴、強制給仕、自分たちのできることをしっかりやって行きます。
医療費のご支援についてたくさんの方が理解してくださり、今回の治療をスタートさせることができました。
皆さんにもご無理のない程度で募金いただければ嬉しいです。
受け付けは店頭、振り込み、CANPAN、決済サービス、オンラインショップBASEにてお願いできればと考えています。
CANPAN決済サービス
*クレジットカードのみご利用可能
オンラインショップ ベイス
*クレジットカード、銀行振り込み、キャリア決済、AmazonPayのご利用が可能
*後払い決済不可
ツブは若くはないこと
かなり病状が悪化してることもあり
正直楽観はできませんが、経過を観察しながら
元気になることを祈り、また早く誰でも適正な価格で治療が受けれる様にと願いつつ
頑張りたいと思います!