日々の活動報告

日々のこと

2021.05.01

《つぶ》はあっという間に。

 
《つぶ》
 

本当に

本当に

残念なご報告をしなければなりません。

 

 

 

猫伝染性腹膜炎(FIP)の寛解を目指し

皆さんの応援のもと飼い主さん、スタッフ

一丸となりケアに取り組んでいましたが、

4月30日午前9時20分くらいに、つぶはその猫生に幕を下ろしました。

 

この3枚は前日の画像です。

 

 

 

飼い主のSさんに連絡すると、呆然としながらも

すぐに駆けつけてくれました。

前日まで元気だっただけに落胆の色は隠せませんでした。

 

 

里親さんでもある《さとうはなみつさん》に連絡すると、お忙しい中駆けつけてくださり

花送りをしてくださいました。

*当団体の保護猫に関してボランティアで

花送りしてくださっています。

 

 

はなみつさんも当団体の保護猫の3兄妹のうち1匹を見送っていることもあり、つぶの身体をやさしくやさしく撫でてくださいました。

 

里親の皆さんも驚きながらも最期のお別れに

きてくださいました。

 

 

 

 

 

 
FIPの治療に関しては葛藤していましたが、
今回、トライしてみて本当に良かったと思っています。
 
つぶは4日目の投薬までは変化は現れず
1週間経って2回目の受診で検査。
その時は確実に薬が効いてきた様で
腹水も黄疸もなくなり数値も上向きでした。
しかも全く自食できなかったのに、自分でご飯も食べるようになってきていたのです。
 
そんな矢先の突然のお別れ….
本当に驚いています。
 
 

病気の宣告から治療への決断

目まぐるしい日々の中、
この病気は容赦なく進行していきますから、
考える暇もないくらいです。
 
 
私たちも初めての経験ですから
必死です。
 
管理表を作り、間違えのない様に声掛け合っていました。
 
 
 
 
 

 

 

 

大きなカプセルを飲ませるのが至難の技で、皆さん苦慮するところです。

 

 

 
 

里親の会の皆さんや、仲間達の応援に

励まされちょっぴり強くなっているSさん。
 
 

 

環境も変わり、つぶにとっては辛い時間だったかもしれません。

 
五寸釘寅吉や肛門奇形のひろしが
一緒に寝てたり
ほっこりさせられる場面も。。。
 
この数日間
怒涛の日々でした。
沢山の皆さんの支援やコメントを頂き、
今後FIPの治療がもっと適正に誰でも受けれるようになることを願っています!!
私たちもスキルアップしてご協力出来る体制を整えていければと思います。
 
 
《ツキネコ助け合い基金》には
全国から沢山の皆様のご厚意が寄せられています。
引き続き、当団体の里親さんの元で暮らしている、同じ病気や重症の疾患で手術や通院しなければならない猫達のサポートをしてく所存です。
 
*今回は札幌市で唯一MUTlANを取り扱いしているN動物病院さんにお世話になりました。
 

 

 
寛解に向けていただけに気持ちのやり場がありませんが、つぶの死を無駄にしない様に努力したいと思います。
 
取り急ぎのご報告となります。
FIPのケアレポートは改めてさせていただきたいと思います。