たった1日の。。。
相談者は補佐人の弁護士さんです。
飼い主は89歳の高齢者。
夫と二人暮らしで子供もいなかった為、自分の子のようにミミちゃんを可愛がってきました。
7〜8年前に夫が他界
市営住宅で一人暮らしを続けてきました。
持病があり一人暮らしにも限界が来ていましたが、ミミとの生活を強く希望した為訪問看護を受けながら生活。
その間入退院を繰り返しながら、都度無理を言ってペットホテルに預けたり補佐人の(弁護士さん)が時々様子を見にいき面倒を見ていました。
平成30年の7月
ミミとの入居が叶い老人ホームへ
以後は自室でミミを飼育。
そうこうしているうちに、足を骨折。
認知症の進行もあり他の施設に変わることになり、預け先を探していて当団体がお引き受けすることになりました。
ミミちゃんは元来
噛み付いたり、引っ掻いたりする
わがままレディだったようです。
20歳と高齢でしたが身体も太っていましたが
ただ、1週間ほど前くらいから餌を食べなくなってしまったそう。
昨日、久々に会った時に顔を上げてこっちを見ていたミミはすっかり痩せ細っていたとのこと。
飼い主さんとの別れを感じていたのでしょうか。
図らずもお引き受けした昨日の搬送時にはすでにお腹で呼吸していて慌てていらっしゃいました。
私たちもミミちゃんを見て驚くばかり
その命はもう風前の灯火でした….
今朝、早くきてみると
そこには息絶えているミミの姿が、、、
たった一日
いや半日の命となってしまいました。
還暦祝いのお花や周年のお花があったので
たくさん入れて綺麗にしてあげました。
ミミちゃんは不幸だったのかな?
幸せだったのかな?
ただ考えてしまうことは
今回の飼い主さんは
70才近くで子猫を飼い始めていること
市営住宅はペット禁止なこと
いざという時にお金がないこと
守ってくれる家族や友人、知人がいないこと。
等を考えると自己中心的な部分も多いように感じますし、周りの方も振り回されて大変だった様に感じます。
愛する猫達の為に準備は必要だと
しみじみ考えてしまいます。
苦しんでいる様子はなかったのが唯一の救いでしょうか。