2020年 あたらしい譲渡の形〜ツキネコの取り組み〜
◉2019年保護猫集計
前年より繰越173匹
保護427匹(戻し除く)
譲渡293匹
永年41匹
残り201匹
内現在トライアル中21匹
(譲渡視野の預かり含む)
この数字を見てどう思いますか?
毎日の様に相談を受け、必死に道内を駆け巡り
保護⇨ケアして譲渡を繰り返しても
これが限界の数字です。
毎年ごと、家族に繋がらない猫も増えて
とうとう200匹を超えています。
4〜5年前までは譲渡率100%だったのです。
(これも奇跡的な数字ですが)
それでも一時預かりさんや永年預かりさんのお陰で、私たちの精神的にも肉体的にも負担が確実に軽減されておりこの活動を持続させることができています。
2020年
今年に入ってからの猫達のご報告です。
○トリート⇨アレルギートライアル出発
○サビト⇨トライアル出発
○ブランチ⇨トライアル出発
○バットマン⇨譲渡視野の預かり出発
○じねん⇨トライアルより正式譲渡決定
○かがやき⇨トライアル出発
○スシロー⇨卒業
○マノン⇨譲渡視野の預かり出発
○パルム⇨トライアル出発
○アトラン⇨トライアル出発
○トンボ⇨永年預かり視野の預かり出発
○シミ⇨預かりからの正式譲渡決定
○パンドラ⇨トライアル出発
○みゆきちゃん⇨永年預かりから譲渡決定
○パルム⇨トライアル出発
トエ
スカパラ
サントリー
それぞれトライアルから譲渡手続き終了。
ふっか⇨トライアルお申し込み
アゲハ⇨譲渡視野の預かりお申し込み
トンボ⇨永年預かり視野の預かり出発
ウラヌス⇨譲渡視野の預かりお申し込み
譲渡視野?
アレルギートライアル?
永年預かり?
他の団体と比べるとなんだか
『面談が甘いんじゃない?』
『無責任な感じがする』
そんな声が聞こえてきそうですね。
長い間たくさんの方の面談をさせていただきましたが、1度や2度会ったくらいでその人の性格や生活の背景を知りうることは不可能です。
面談の時に嘘をつかれてもそれを確認することは難しいです。
自分でさえ何が正しいのか分からなくなる時もあります。
現在《ツキネコ北海道》は若いスタッフも多く
面談は人生経験の少ないスタッフがしています。逆に里親さん達の方が経験値もあり、言葉が足らずお叱りを受けることもありました。
それでも猫の世話をしているのはこのスタッフ達ですし、今後のツキネコを支えてくれるのはこの子達の様な若い世代です。
そんなことも踏まえて今の形に変化してきました。
何かあったらサポートする体制があればいいのだと。
皆さんご存知の様に代表の私も昨年
ヤギ兄さんを飼育放棄しました。
これは苦渋の選択でしたが、今の自宅で飼うことはとても難しいことでした。
何より一人暮らしで部屋が狭いこと。
高齢の気難しい先住猫と脳性麻痺のネネの世話で手一杯
プライドの高いヤギ兄さんを一番にしてあげれないと思ったのです。
ヤギ兄さんを心から大切にしてくれていたボランティアのジャスミンさんに託したのです。
私は無責任な飼い主かもしれません。
それでも飼育放棄をしたことを後悔はしていません。
自分自身にも想定外のことが起こるのですから、皆さんも然り。
20年の猫生を絶対的に責任を持つというより
選択肢がたくさんあって良いと思うのです。
これは皆さんのお陰でツキネコ北海道の組織がしっかり土台ができてきたからに他なりません。
猫達が万が一戻ってきても心配ないというのは本当に心強いことです。
《永年預かり》についても、今まで困ったことは何ひとつなく生活が安定している中高年の皆様にお預けしているので自分たちの猫として本当に大事にされています。
譲渡数にこだわるのではなく、猫達が安心して暮らせる環境や家族を見つけてあげること。
ツキネコ北海道の譲渡の形はこれからもどんどん進化していくことでしょう。
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