日々の活動報告

日々のこと

2019.09.26

地域猫活動奮闘記〜ともこさん達の場合〜❸

*6/23  えったんの兄妹は何処へ…
えったんを捕獲してから10日以上…Iさんのお宅に捕獲器を置き続けましたが成果なし。
母猫は現れる様なのですが、子猫を連れて来なくなったとの事…警戒されています…
そこで、しばらく捕獲器の設置を辞め 子猫が現れるのを待つ事に。
そして、ボス…何度か姿を目撃するものの、捕獲は出来ず…
自宅の周りで見掛けたと Kさんから情報が。捕獲器を置いて良いとの事で、夜 唐揚げ付き捕獲器を。
*6/24  日付が変わって深夜1時過ぎ…
Kさんから連絡が。ボスらしき猫が捕獲器に!と。

急いで向かうと、そこには 間違いなくボスの姿が!
歓喜です!お祭り騒ぎです!深夜なので大声は出せませんが…
こんな夜中だというのに、寿司取れ!寿司!なんてセリフが出てしまう程 大興奮です。
ただ、困った事が…この日は仕事…急に休みを取るのも難しい…
すると Kさんが、丁度休みなので 私が行きますよ、と!
有難いことに、江別まで ボスの送迎を買って出てくださったのです!
*6/25  Kさんのおかげで、無事にボスの手術が終了。

これで、10匹全ての手術が完了しました!残すは 子猫3匹のみ。
ツキネコさんで大きな案件が入ったとの事で、捕獲器3台を返却しに行き、残る1台で子猫達に挑みます。

*6/29  Iさんより、子猫達が戻ってきた と情報が。
さっそく、捕獲器と唐揚げを持って 設置へ向かいます。

そして この日から3日間、立て続けに くーたん、けーたん、こーたん 3匹の捕獲に成功したのです!
この頃になると Iさんが捕獲器の使い方を覚え、さくら猫を逃がし  設置し直してくださっていました。
仕事を途中で抜け出す必要がなくなり、本当に助かりました。
くーけーこーたん は、すでに生後3ヶ月近くになっていた為か…警戒心の強いこと!3匹とも凄まじいシャーシャー…そして、今までの子猫達とは比べ物にならない 高速猫パンチ!
捕獲器からケージに移すのも一苦労でした。毎日傷だらけ…

そして、目やにも酷く 耳ダニまで…懐柔しながらの治療で、譲渡まで時間を要しました。

先住猫達にも 耳ダニがうつってしまい…治療やら ワクチンやら 検査やら…連日病院通いです…
さて、困った!医療費がこんなに掛かるとは!
当初、こんなに子猫が居るとは思っておらず…手術代くらいしか頭になかったのです。
多く見積もっていた費用も、とっくのとうに倍を越えていました…
貯金を使えばどうにかなる!と半ばヤケクソになっていた ある日…
ブログを見たという方から ご寄付が!
TさんとKさん ご姉妹、お2人から とんでもない大金をいただいてしまったのです!
ツキネコさんにも寄付をしているというお2人…
やはり、長年 近所の野良猫達を心配しながらも、何もしてあげられず苦しんできたそうなのです。
生まれてきた子猫を案じ、食器を洗いながら涙する事も…とお話してくれました。
今回の活動を知り とても喜んでいただけました。お2人の熱い想いに 私も涙が…
7月下旬、くーけーこーたん も、それぞれ新しい家族の元へ。シャーシャーから ゴロゴロになるまで、頑張ってお世話をしてきた子達…お別れがツラいです…
成猫10匹の手術、子猫10匹を保護し 6匹は里親さんの元へ。3匹はツキネコさんへ。1匹は我が家へ。
これにて完了!
寄付をしてくださった方は8名と、少なく感じますが…総額 約14万円に!これだけあれば 余りが出るだろう、なんて思っていたのですが…
予想外の医療費に、手術代、その他諸々で 約16万円の支出となりました。
最後に、活動結果の報告の 回覧板作成です。
なんと!町内会より 差額の2万円をいただける事に!
「ご苦労様、ありがとう」の言葉に、胸が熱くなりました…

現在《さくら猫》となった彼らには、夜と早朝に 分担してエサやりをしています。猫が嫌いな方や、ご理解いただけない方もいらっしゃると思うので…出来るだけ人目に付かない時間帯にヒッソリと。
わんさか集まるので目立ちます…

外で生活する彼らを思うと 心配が尽きませんが…
皆で相談したり、ごはんを支援していただいたり、協力しながら『地域猫』を守っています。

活動中、「町内の人達が 皆100円ずつ出せば、十分な資金が集まるのにね。皆で協力すれば、TNR活動なんて 簡単に出来るのにね。日本中の町内会で そうなったら、野良猫なんて居なくなるのにね。」そんな会話がありました。
夢の様な話ですが…
「吉井さんが議員になればいいのにね。」なんて話も(笑)
野良猫が居なくなる…そんな事を祈る日々です。
里親さんの元から 元気に成長した子猫の写真が届く度、込み上げてくるものがあります…
真っ白だった目も、すっかり良くなった いのりちゃん。
彼女が元気に走り回る姿を見る度、
1歩踏み出してみて、本当に本当に良かった!心から そう思います。