日々の活動報告

レスキュー活動事例

2019.06.20

◉終の住処〜終わらない飼育放棄〜

車の 荷台 から現れた猫を見てあまりの状態の悪さに言葉を失ってしまいました。

そこにいた猫は20才と高齢の《チャチャ》という猫でした。

腎臓の状態がかなり悪く、1週間ほど病院に入院させてもらっていたようです。

目は白内障の様です。

凄い長生きしてるね

可愛がってもらってたようです。
もう1匹の猫も心配だったので、相談者さんとそのまま病院へ向かいました。

『先生 シロくんです』

「吉井さん 大丈夫? 三毛猫だよ」

『あら?ほんとだ、、、可愛い????』

、、、ワタシ疲れすぎの様です( ;´Д`)
綺麗なブルーアイズの女の子

野良猫をお家に引き入れて6年

年齢はわからないと言いますが、歯が1本もありませんでした。
ウイルス検査の結果は白血病キャリアでした。
その他はクリアしてワクチン接種。

《長屋》と呼ばれている保護部屋へ

 緊張するよね。。。


長屋も保護猫やケア猫でパンパン
溢れかえっていますガーンガーンガーン


相談者はこの2匹の飼い主さんのご家族(兄妹)でした。
お話を聞いて私はすっかり同情してしまいました。
体調を崩された高齢のご兄妹の様子を三重県から見に来たところ、問題は残された犬と猫のことでした。

姉夫婦と兄が一緒に暮らしていましたが、
兄と義兄がそれぞれ入院
姉はパーキンソン病を患って
これ以上動物の飼育が困難になっているとのこと。
動物が大好きで犬や猫をずっと飼い続けてきたそうです。
以前に高齢になってきたこともあり飼育を諦める様に声がけしましたが、聞き入れてもらえず
今日まできたそうショボーンキョロキョロショボーン

最悪、三重県まで連れて帰るしかないと考えましたがチャチャの空輸は無理なのです。
犬は連れ帰りる予定です。
相談者さん自身が70代目前で、疲労の色が濃く出ていました。

『事情はよくわかりました
お引き受けします!すぐに連れてきてください』

相談者さん
キョトンとしていました。

無償で引き取って欲しいと言う相談者も多い中、どうにかやりくりして2匹に預かり代を託してくれました。

チャチャは多飲多尿で身体も思うように動かず垂れ流しの様です。
当団体で静かに余生を過ごしてもらうしかないかな、、、


なんと!シロちゃんは預かりさんが決まりました。
病院の検査後
すぐにツキネコの預かりラインに情報を流したところ、預かってもいいですよ〜とボランティアさんから手があがりました笑い泣き笑い泣き笑い泣き
17日に相談があり、シロちゃん本日預かり予定
素晴らしいスピード感。
看取りのチャチャもスタッフの瀧澤が気にしてくれて、家庭の事情にもよりますが
面倒を見てもらえるかもしれません。


今回はたまたまうまくいきましたが毎回というわけにはいきません。
当団体は社会福祉協議会から紹介された様ですが、行政(札幌動物管理センター)ではなく、
民間団体というのも如何なものでしょうかえーえー

今後はこの様な猫たちを受け入れる場所を作ることも急務です。
ただ残念ながら行政からの助成が見込めず、皆さんからのご支援と自助努力しかないのです。

当団体はやっと赤字から脱却したものの、
保護猫カフェの経営とイベント収入がメインですから、必死に働きながら猫たちの相談ケア
お世話をしなければなりません。
スタッフ全員走り回っています????????



本質的な問題は高齢者が自分の人生の終末を迎えるにあたり、早い段階で準備が必要だと言うことです。
高齢者の運転免許返納も社会問題となっていますが、人間は老いるということ
いつかは死を迎えるということ

《生老病死》という言葉を今一度
皆さんにも考えて欲しいと思います。

私も来年は還暦を迎えますので
エンディングノートを用意して、断捨離を始めました。
このような案件を抱えるたびに、周りに迷惑をかけたくないという想いが強くなってきました。

家族の為に
愛猫の為に
ぜひ我が身を振り返って見ませんか。




????????????????????????????????????????????????

猫BASE(ネットショップ) 右矢印こちらをポチ
※後払い決済はできませんのでご注意下さい。
 
猫Yahoo!のネット募金右矢印こちらをポチ
(Tポイントを使って支援ができます)
 
 猫つながる募金右矢印こちらをポチ
(100円から支援ができます)