日々の活動報告

日々のこと

2019.03.31

高齢者の飼い主との齟齬。

《飼っている猫が出産したが、どうやらお乳を飲ませていない様でどうしたらいいのか》
そんな電話がかかってきたのは昨年の11月29日のことでした。
初乳を飲めない赤ちゃん猫は時間との勝負です。
比較的近かったこともあり車を走らせました。
近くに住むボランティアさんのピュアさんも駆けつけてくれました。

そこには産まれたてのひよひよとした仔猫が4匹

お母さん猫がどうやら身体は舐めとってはくれた様ですが、、、

臍のをがまだついていました。

すぐにハサミで切ってあげました。

飼い主さんによると以前にも何度も出産

飼育放棄をして仔猫は助からなかったそうです。

『なぜ避妊手術をしないのですか』聞くと

身体が弱くてできないとのことでした。
なんだか疑問を持ちながらも、赤ちゃん猫と共に連れ帰ろうとすると母猫だけは手放したくないと言います。
飼い主さんは足の不自由な高齢者だったので
かなり説得をしてみましたが、埒があかず
取り敢えず諦めて戻りました。
初乳を飲めていない赤ちゃん猫の飼育は本当に大変です。
ベテランの哺乳ボランティアさんに連絡すると、
二つ返事で引き受けてくださりこれには本当に助かりました。
4匹中2匹がしっかりと育ち先日ツキネコカフェに戻り、元気な姿を見せてくれています。

カフェでも大人気の2匹

仲良く喧嘩しては遊びの中で成長しています。


 

当団体では預かりボランティアさんがこのところ
たくさん増えたお陰で、スタッフの負担が軽減されています。
ツキネコの若いスタッフたちも家に哺乳猫を連れ帰り面倒を見てくれることも多かったのですが、
仕事や家庭に支障をきたすので哺乳猫の受け入れは極力お断りしてきました。

 

そんな中哺乳ボランティアさんも少しづつ増えて、受け入れが可能になってきたのです。
本当に精神的にも肉体的にも助かっています。

 

そんな中、
 ラフィラさんのイベント中にこの飼い主さんにお友達からが相談が入りました。

《飼い主さんは半外飼いをしていて
母猫は出産後家からいなくなり、しばらく帰ってこなかったけれど最近戻ってきたとのこと。
飼い主さんの体調が優れないので母猫を今すぐに引き取って欲しいと、、、》


もう口があんぐりですガーンガーン
忙しかったのでほっておくと毎日電話が来ます。
致し方なくまたまたピュアさんにお願いして連れてきてもらいました。
縁の下の力持ちのピュアさん
ついつい頼ってしまいます。
いつもありがとございます!




戻ってきた母猫は弱っている様に見えました。
先生に相談して血液検査の結果を見て、体調が悪い様なら手術を後にしてもらう様にお願いしました。

結果は数値に問題無く避妊手術をしたところ、
妊娠中で何度も出産を繰り返して子宮はずたぼろだったそうです。



飼い主さんから心配して電話が来るので、流石にたしなめましたがこちらの言葉は伝わっていきません。
ご本人は『可愛がってきた』の一点張りなのです。
なかなか温度差は埋まりません。

現在受けている相談の殆どが高齢者が飼い主の案件です。
しかも丸投げの案件も多く、線引きが難しいのが現状で今後の課題でもあります。



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