京極案件 再スタート。
霊峰 羊蹄山に抱かれた京極町。
現地で社会福祉協議会のYさんと
9時に待ち合わせていたからです。
前日に捕獲器を仕掛けてもらっていましたが、すでに手術済みの1匹と未手術の1匹の2匹が捕獲器に。
この頭数で帰るわけにはいきません。
かなり老朽化している家屋は隙間だらけ。
飼い主さんとのお話の中で、どうしてこんな生活をしなければならなかったか
その背景が見えてきます。
殆どの動物保護団体は『動物』を助けたいに終始しますが、当団体が他と一線を画すのには『人』の問題まで関わっていくからです。
飼い主さんは三十数年間脊椎を損傷し下半身不随の生活を続けていて、この様な生活に陥ってしまった様です。
社協の職員さん達もどうにかこの生活から
救ってあげたいと動かれていますが、
いかんせん本人が猫だらけの生活から抜け出したくない現状が見えてきました。
もうすでに当団体で16匹を保護し半数になって寂しいと言うのです。
「わかってるんだ、わかってるんだよ。
みんな心配してくれるのもわかってる。
でもね、ずっとこの生活できたからもういいんだ」と。。。
長いこと独居で猫に囲まれた生活。
『でもさ、もしお母さんに何かあったら猫たちみんなのたれ死んじゃうよ。
こんなに可愛がっていた猫が不幸になっていいの?
それは自己満足だよ。
人生の最期は穏やかに暮らそうよ。
猫たちにも幸せになってもらおうよ』
先日、譲渡された《いろはす》改め《メル君》
里親さんの元で幸せそうにしている画像を見せました。
ちょっとだけ嬉しそうな顔になりましたが、やはり言葉の端々に猫だらけの生活の場から離れたくないのは明白でした。
今はきっと幸せかもしれません。
でも、飼い主さんの残りの時間を考えると
私たちも関わった以上このままにするわけにはいきません。
その場を離れます。
ちょうど♨️京極温泉が近くにあるので
温泉に浸かりパワー充電。
合間に仕事をこなしながら時間をやり過ごします。
『札幌に行こうよ。結構楽しいよ。
傷も治してあげるからさ』
この後、捕獲器の場所を変えて時間を潰します。
お昼ご飯を食べて地元の新鮮野菜を買い物し現地に戻りました。
なんと!
よしみが話しかけてたの猫が入ってくれました。
猫達をケージに振り分けていきます。
落ち着いてくれて良かった。。。
保護部屋はどんどん猫達で溢れかえっています。
終わりの見えないこの猫達の問題。
ただ 保護していくだけでは解決にはならないと日々感じています。
それでもやるしかない!!
応援よろしくお願いします!!
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