小樽の問題を伝えたい③
昨日の朝、小樽信香多頭飼育崩壊案件の
飼い主さんから電話がありました。
先日、訪問した時に目の前で出産しはじめた母猫。
懸念していましたが、子猫達は生き延びることができなかったとのこと
会話の中でボス気質の雄猫の喧嘩も絶えないと言うので
『手術しますよ。ちょうど小樽に行く用事があるので伺います』と伝えました。
「いえ、今日は自分の体調が悪くて起き上がれないんです」
『。。。。。』
そして10分後
「頑張って起きるのでやっぱり来てください」
多頭飼育崩壊現場は猫のことより
人間の問題の方が深く、対峙するこちら側の心の強さも必要です
*心臓に毛が生えていて良かったと思う代表の吉井です。
このような現場では、自分の猫と言えども猫を捕まえることができない飼い主が多いです。
捕獲などされたことのない猫は、気配を察知し部屋の中を走り回り飛び回ります
性質を見極め追い込んでタオル作戦か
たも網作戦か考えて捕獲します。
今回は力の強そうな雄猫達にたも網で1対1で挑み3匹を捕獲。
一度も切られたことの無い爪が凶器のようです。
たも網から外すのが一苦労。
痛恨のミスはスリッパを忘れたことです
FIVキャリア キャリア部屋の猫達とあまり相性が合わないとのことで、お願いしました。
子供達の笑顔はなにものにも代え難いですね。
パワー注入してもらいました。
この後、小樽市保健所に向かいます。
以前に小樽に猫の収容施設を作ることに尽力してくれていたNさんが移動⇨1年ぶりに戻られたのでご挨拶。
ちょうど北海道新聞小樽支社の記者から取材の依頼があったので、保健所で取材を受けることにしました。
若い女性の記者さんが真剣にお話を聞いてくれて、行政の視点と民間団体の両方の視点からお話を聞いて頂いて良かったと思いました。
時を同じくして小樽ジャーナルの記者さんからも取材依頼が入ってるので
これはチャンス!
ぜひ、小樽の猫問題をクローズアップしてもらい
今後は小樽市の問題として考えて行くステップになればと期待しています。
この後、小樽のボランティアのマキと待ち合わせして別案件のお宅に向かいます。
家の周りを闊歩する猫が堂々とマーキングして歩いています。
近所からの苦情が絶えないのもわかります。
先日2匹を捕獲、搬送してくれたので
残り6匹を捕獲予定。
この後、信香の多頭飼育崩壊現場に向かったのです。
ほぼ休憩無し….
病院への搬送がありとんぼ返り
小樽の山にかかる美しい夕陽を背に
ひた走り病院へ。
妊娠しているという三毛猫の検査。
やはり妊娠後期ということで手術は無し。
先生に「耳ダニいると思うんです。耳血腫の猫いたから」と伝えると
「うようよいますね〜」