《ウッデイ》のこと。
癒し系男子としてキャリア部屋で大人気だ。
ぼや〜っとしているように見えるが
売られた喧嘩は買うタイプだ。
アバターと喧嘩した時は絶対に噛み付いたら離さなかったぜ。
とにかく痒くて痒くてとにかくみんな掻きむしっていました。
*生殖制限の際、全頭レボリューションして耳ダニを駆除しました。
2部屋に50匹以上繁殖した猫達は耳ダニだらけ。
オス猫が多く去勢されていない猫達は喧嘩も壮絶で傷を負っている猫に目を奪われました。
そんな中の1匹です。
他に同じような症状の酷いアバター、バズも引き出しました。
外傷に強い猫なのであまり深刻に考えていませんでしたが、ケアは思ってた以上に大変なものでした。
多頭飼育崩壊案件の家には殆どの場合トイレは存在しません。
砂を見たことが無いウッデイは初めての紙砂に喜びゴロンゴロンしたのでしょう。
声にならない声が
びっしりと首の周りの傷口に張り付いた白い紙砂が、血の赤、青、白と首飾りのように変色していたのです
長いこと保護活動に従事していますが、
こんな経験は初めてでした。
ブツブツが大の苦手な私はひと粒ずつ
砂を取るのが恐怖でした。
傷の痒さで掻き毟る為なかなか良くならないのです。
脳性麻痺のネネが低温火傷した時に
取り組んだ湿潤療法で、徹底的にケア。
ウッデイをスタッフのエミが自宅に連れ帰り面倒を見てくれました。
お陰様で戻ってきた時はここまで良くなっていました。
その後若いスタッフ達を中心に二日ごとにラップと包帯をチェンジしながら、来る日も来る日も頑張り続けてくれました。
この経験はスタッフにとっても大きなものとなることでしょう。
そしてとうとう殆どの傷はふさがり残すはこの1箇所だけです。
今は湿潤療法をストップさせて
シャンプー⇨塗り薬のみです。
この傷が良くなったのにはもう1人
影のの功労者がいます。
ベスト型のカラーを何度も作り変え
寄付してくださった《宏子さん》の存在です。
しょっちゅう洗うのですぐボロボロになるカラー
拭けるようにと撥水の生地を使ってくれたり、数十枚のベストを作成してくれました。
お陰で猫達のストレスはかなり軽減されてと思います。
本当に感謝、感謝です。
*裁縫が大の苦手な代表 吉井です(^_^;)