小樽高齢者の飼育放棄案件 。
小樽は色々とご縁のある場所で個人的にも好きな街のひとつです。
小樽市保健所に猫の収容施設が無いと言う
衝撃的な事実を知り、立ち上がった
小樽市保健所サポートチーム。
当団体もサポートの一員です。
今回は当団体に入った小樽からの相談を
サポートチームのメンバーが協力してくれました。
保健所と個人のボランティアさんが協力してどうにか8匹に新しい飼い主さんが見つかりました。
体調が思わしく無いこと
市営住宅に入居が決まったことなど
もう時間がなくこちらに相談が入りました。
よくよくお話を聞いてみると、猫の生殖制限は勿論のこと、何も健康チェックもしておらず飼い猫を捕まえることもできないと言います
致し方なく出向くことになりました。
ただならぬ雰囲気に逃げ惑う猫たち
それもそのはず
全て若い猫でした。
そうなんです。
高齢にも関わらずやはり子猫を保護して次々と飼っていたのです。
またか…の想いが胸中をよぎりますが
そんな暇もなく、猫を捕獲しなければならず焦ります
結局、いつもお世話に来ていたボランティアさんが全て捕まえてくれました。
実は次の案件の現場に向かわなければならず焦っていました。
営業もあるので昼前には戻らなければなりません。
『子猫いるよー!』
仲間の声が
この相談者は餌やりでした。
増えるはずです????
草むらに黒猫親子を数匹確認。
今はどうすることもできません。
外飼いの猫でありまうように。。。
車で通り過ぎ振り向くと
『ギャー!!!!』
負傷しています
頭の中はぐるぐるです。
サポートチームを立ち上げてから、
もう既に待ったなしでどんどん案件が入り続けているからです。
まだ個人の小さなサポートチームでできることは限られています。
当団体も全道の案件で走り回っているので
限界をとうに超えています。
後日、個人のボランティアさんにお話を聞いたところ負傷猫は見た目は酷いけど問題なく生活しているとのこと。
やはり野良猫でした。
TNRチケットを活用するなどして今後対策を考えていきます。
まだまだ問題山積みな小樽の猫達。
胸中は複雑です。
最初は小さなスタートしかないと言い聞かせながら小樽の美しい景色を後にしました。
後日談になりますが、最初はとても喜んでいた飼い主さん。
後から『あんな酷い捕まえ方をして部屋もぐちゃぐちゃにされ、また同じことされるかと思うと。。。』
とぐちぐち文句を言いだしたそうです。
年配者は自分の思い通りにならないと
本当に厄介なことになります
今回の費用は
避妊手術、ウイルス検査、ワクチン、検便等で1匹約1万円と破格の医療費です。
ちなみに1匹妊娠中でFIVキャリア。
1匹はコクシジウム。
飼い猫なんですが….
しかも最終的には当団体が引き取りしなければならないと状況なんです。
どんなに一生懸命にお手伝いしても、この言いぐさでは悲しくなりやるせなくなります
たまにグチらせてくださいね。
ただ、落ち込む暇はなくまた1日は始まるのです。