遺棄問題〜苫小牧より〜
帯広に《しろべえ》をお届けして、翌日
苫小牧に向かいました。
当団体のボランティアさんのご友人からのご相談があり、タイミングが良かったので現地に様子を見に行くことにしました。
ボランティアのSさんも駆けつけてくれました。
こちらは苫小牧の東の方で周りに殆ど民家はありません。
商売をしていたお店が倒産して、飼っていたと思われる猫達 全てを置き去りにしてしまったようです。
ご相談者の実家に餌を求めて現れ始め、冬の間は家の中に入れてと窓に飛びついてきていたそうです。
お母さん猫の方がまだまだ甘えたいようです。
こちらはまだ出産したばかり。
外にもお腹の大きいメス猫がいました。
今後は連携を取りながら保護⇨検査⇨里親探しに移行していきます。
頭数も多いこと、札幌の病院で検査しなければならないのでSさんも全面的に協力してくれることになりました。
取り敢えず《しろべえ》のキャリーバックがあったこともあり、1匹連れ帰ることにしました。
高速をひた走っていると、、、
んん?
いつの間にかキャリーから出てきた猫が
自由に
この後
かぐわしい香りが????????????
*キャリーバックの点検はしっかりと(自分に言い聞かせています)
検査、去勢、ワクチンも済ませたので時期が来たら募集をかけます。
白キジ中長毛のオス猫
大人気になりそうな予感





今回の案件で感じることは
いくら動物愛護法が変わって、遺棄動物に関しての罰則が厳しくなっても捨て猫をする人は減らないということです。
しかも行政で飼い主に対して引き取りを拒否できるようになり、捨て猫は益々横行しているように感じます。
今回のような場合でも、取り締まることも難しいです。
しかも地方の場合、特に高齢者にとって
《猫》は野生動物の感覚に近いかもしれません。
この子達は人慣れしていて近隣に助けを求めることができ、相談者さんが猫好きで責任感の強い方だったのが功をそうしました。
ただ目の前には大きな幹線道路がありますから、もしかしたら交通事故に遭ってしまった子もいるかもしれません。
【適正飼育】いつになったらこの言葉が浸透するのでしょうか。。。
道程はまだ遠く先が見えないでいます。