生き延びた奇跡。
久々に上手く言葉が出て来ませんでした。
ご家族の訃報を受け慌てて海外から駆けつけた女性。
孤独死した家族の家に残されていたのは1匹の猫でした。
飼い主さんが急逝して2ヶ月程経過していたようで、猫はその間よく生き延びたと思います。
ご家族は忘れ形見の猫を連れて帰りたいとの想いも強くありましたが、ご葬儀や身の廻りの後かたずけなどで目が回るほどの忙しさの中相談に見えられたのです。
ドライヤーで乾かしていると、毛があまりに絡まるとのこと。
お尻の周りの毛がウンチで固まりまくっています。
慌ててカット。
元美容師なのでカットは得意なのですが。。。
余りにこびりついて大変でした。
再度お尻を丁寧に洗ってもらいドライヤーをかけます。
ちょうど遊びにきていたレンタルBoxの作家の久美さんにもお手伝いしてもらいました。
タマタマが真っ赤にただれていました。
長毛種は手がかかるのです。
なんとも痛々しい。。。
『どうして….』との想いは募りますが
涙にくれるご家族を前に何を言ったら良いのでしょう。
もう、
動物を飼ってはいけない方でした。
でも、
自分に負けてしまったのです。
なぜ人間はこうも弱いものなのか。