人生日々修行。
『私たちのような被害者を増やして欲しくない』
相談者が投げつけた言葉に唖然とするばかりでした。
餌やりさんご夫婦のTNR相談で、責任感もある方との判断で
相談⇨捕獲器貸し出し⇨病院紹介
とスムーズに事は運んでいました。
あまりにトントン拍子に進んだせいか、
「子猫もいるので保護したい」とのこと
子猫の里親は決まりやすいとのお話もしてケージも無料で貸し出しました。
子猫も捕獲が無事にでき、相談者がしばらく面倒をみるとのお約束で2週間が過ぎました。
「子猫もなついたし用事ができたので早く引き取って欲しい」とのこと
現在当方が多頭飼育案件などで溢れんばかりの猫がいることや、猫風邪でワクチンしていない子猫は入居できないことなどを強く伝えました。
猫風邪さえ鎮火すればお引き受けできるとも何度も伝えましたが、「話が違う」とどんどん激昂し始めます。
そうなるともうお恥ずかしい話ですが、おばちゃん同士の大ゲンカ。
冒頭の言葉になりました。
まだまだ私も齢50代
人生修行が足りません...
高齢者に多いのですがNPO団体=慈善団体と勘違いしている方も多いです。
「好きでやっていて相談受けたなら、こちらの都合に合わせるべき」
「お金を取られた」「あなたが手伝うと言ったからやったのに、言われなければやらなかった」云々。。。
今回の実費は相談の際のカフェ代金¥1,000
捕獲器貸し出し¥1,000
TNR医療費メス2匹で約¥28,000(1匹分はまだ未納)
子猫が入居した際の預かり代は1匹¥4,000(月々の飼養費用は無料)のお約束でした。
できるだけ相談者の負担を減らしたいと
ギリギリの費用をお願いしています。
時間外手術の病院の交渉や、その他我儘な発言も多かったのですがかなり譲歩して
お手伝いしていました。
この話を伝えると当方の猫管理のスタッフも怒りで手が震えていたほどです。
結局、最初の言葉を撤回してほしいとの申し入れに謝罪は一応ありましたが
気持ちが離れてしまい決裂してしまいました。
お互いに後味も悪く一日中気持ちが落ち込んでしまいました。
自分の行動や言動に責任を持って、動いてくださる相談者さんもたくさんいますが、
このような温度差が生じる場合も多々あります。
外部に相談窓口を設けたのも営業時間内で相談を受けきれない為でした。
やはり団体が大きくなるにつれ様々な問題も起きてきます。
昨日は月に1回の清掃消毒日とスタッフミーティング。
キャパオーバーしている状態から1匹でも家族を見つける為の譲渡会の話し合いや、
重くのしかかる医療費の問題。
手が回らないお客様へのサービスの問題など2時間ほど話し合いました。
保護猫カフェの接客サービスの有益事業と、NPO法人としての活動を両立させる為には今後も努力が必要だと感じています。
嬉しいことは現在、里親さんたちを中心にボランティアの参加が増えています。
多頭飼育崩壊案件では一時預かりにも手を挙げていただき大変助かっています。
最近、税理士のMさんが参画してくださり
認定NPOに向けて大きな一歩を踏み出しました。
こちらも里親さんからのご紹介で、全面ボランティアでの参加です。
皆さんからの期待の大きさもヒシヒシと感じていますので、団体としてしっかりとした組織づくりに取り組んでいきます。
良いことも大変なことも含め
ジェットコースターに乗っているような
日々です。