野良猫生活を考える。
人懐っこい黒猫がやってきました。
このコが飼育放棄した黒猫です。
呼吸が苦しいようで舌が出ています。
猫風邪の症状が出ていました。
2匹の仔猫を産んだ後
普通は仔猫を守るようにしますが
すぐ人間にすり寄ってきたそうです。
このままではあっという間に
命の灯は消えてしまうのです。
＊哺乳ボランティアさんが引き受けてくれました。
もう1匹一緒に保護された猫はあまりにも
酷い状態でした。
酷い猫風邪 栄養失調 耳だれ
口内炎もあるそうでガリガリです。
神経麻痺が出て立っているのもやっとです。
交通事故にあったのか虐待されたのかはわかりませんが、一目見て涙が出そうでした。
ある女性が北の歓楽街 北24条駅周辺で
この猫2匹を見かねて家に連れ帰りました。
その2日後に仔猫を出産⇨飼育放棄
その家には飼い猫もいます。
病院に行って治療をしてもらったものの
この全ての猫たちを面倒見るのは、どう考えても無謀でした。
その女性の生活もままならない状況だったのです。
見かねたボランティアのUさんが相談してきました。
…….断ることはできませんでした。
どうなっていくのかは火を見るよりも明らかです。
このような猫が保護される度、
野良猫の生活の過酷さを思い知らされ
胸が苦しくなります。
2～3日前
ツキネコカフェの駐車場に突然現れた猫。
外飼いの猫のような気がします。
毛艶も良く丸々と太っています。
その前にも猫テラス側に現れた黒猫。
「札幌で野良猫なんか見たこともない」
「自分が住んでいる地域には野良猫はいない」と思い込んでいる方も多いです。
当団体には全地域からの相談が毎日のように入っています。
管理センターでの処分数が激減されたことは嬉しいですが、野良猫の問題は
まだまだ根深いことを知ってほしいと思います。
