◉キチノスケのこと。
『もう少し遅かったら、ダメだったかもしれませんね』
《キチノスケ》の退院の日
主治医のあみたに先生からレントゲン🩻写真を見せてもらいながら
説明を受けました。

そこには真っ白になったキチノスケの肺の画像が映し出されていました。
私たちにキチノスケを託してくれた飼い主さんの顔が浮かびます。
『助かってくれて本当に良かった。。。』
あんなに元気だったキチノスケ
猫嫌いな為に居場所を確保するのが難しく、次々と入ってくる案件に押し流される様に
ツキネコのバックヤードの片隅にひっそりと暮らしていました。
私の家に連れて帰るのも検討していましたが、脳性麻痺のネネはもちろんのこと
重篤な子猫のケアに明け暮れていてその存在は薄れていたのです。
ある日スタッフから呼吸がおかしいとのことで様子を見ると、あきらかに
尋常では無いことが伝わってきてすぐに病院に走りました。
『先生!お願い!!この子すぐに入院させてください。よくなるまで何日でもお願いします!!』
この少し前、入院していた飼い主さんが退院されてツキネコに顔を出してくれました。
来るたびに寄付もしてくださり、愛猫への気持ちが痛いほど伝わってきていたので
退院されたらもう一度一緒に暮らしたらどうですか?
私の言葉に『そんな都合のいいことできません、、、でももう一度、、、』
そんな言葉を掛け合っていたのです。
飼い主さんが退院されてきてキチノスケが生きていなかったら、どんなに悲しむだろう。。。
大好きな飼い主さんとのんびり暮らしていた生活が一変。
極度のストレス。
隔離してたとはいえ、ツキネコのシェルターでの生活はいつ感染症にかかるかわからないのです。
私は祈る気持ちでキチノスケの回復を待っていました。


病院に行くたびに様子を聞くとご飯は食べないものの目力はあり、生きる力を信じていたところ
どうにか10日ほどで退院することができました😮💨
問題はその後の行き先でした。
月虹山荘のひと部屋を、これまた黒猫の《ちびはる》が占拠していました。

部屋も広いし1匹くらいならだい丈夫かな?と同室にしてみましたが
いかんせん、本当に猫がダメなのです。




結局、猫のいないフロアに1匹で生活することになりました。
https://static.blog-video.jp/?v=mvylu37YkUlntpyQxrdHmgDA
その際に自分の姿を鏡で見て威嚇する始末。
本当に猫がダメな様です😓
その頃退院してきた飼い主さんは、体調が振るわず飼うことを諦めたとのこと。
益々、キチノスケの行き先を誰もが心配していたのです。
そんな折り、1匹の猫を看取ってくださった里親さんがいるとのこと。
猫がいないということで、一時預かりでもと打診したところ
快く引き受けてくださることになりました。
そうなれば1日も早くと次の日に小樽に向かいました。


最初はおどおどしていましたが、スタッフの瀧澤が爪切りをしたあたりには
もうその辺を散策し始めているではありませんか。





まだ、猫を看取って気持ちが落ちつか無いとのことでしたが、
あくまで預かりボランティアの形を取り何かあればサポートをお約束したので
安心してもらえた様です。
NPO法人ツキネコ北海道では様々な猫の飼い方預かりボランティアの形があります。1匹でも多くの猫にストレスをかける時間を少なくし1日でも早く安住の場所を見つけることが、私たちの大切な役割だと自負しています。その為にいつもアンテナを張り、情報共有しながら活動しています。
このところ、帯広、沖縄、九州
道内各地からもたくさんの猫達が入居しており、新しい飼い主、
新しい居場所を探さなければなりません。
シェルターにいることは感染症のリスクも高く猫に取っても良いことではありません。
1分、1秒も無駄にする時間は無いのですから。。。
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