月虹山荘〜はじめての冬シーズン到来です。
北海道の冬
凍てつく大地
北国の野良猫達にとっては厳しい季節です。
皆さんのお陰で取得できた
《月虹山荘》
春〜夏〜秋と季節は移りゆきました。
立派なログハウスではありますが、流石に築20年以上
経年劣化が所々にあり、補修工事に時間とお金がかかっていました。
なんといっても一般家庭だったので、猫の収容施設としての
改装部分が一番難しいところでした。
しかも、、、素敵な三角屋根が予想を超えて使い辛かったのです。
高さを活かした猫の居場所づくりを30年来のお付き合いがある
ハートクリーンの太田社長に幾度となく相談にのってもらっていました。
そんな折り太田さんが病に倒れ緊急入院
それどころではなくなっていました。
彼女の復帰を心待ちにしながら、保護猫達を少しづつ入居させていきました。
小樽市朝里の多頭飼育案件ではボランティアさん達と通い続けていたので、
その子達も入居させることができてひと安心。
現在、相談者のご家族が月虹山荘の方にもボランティアに参加してくださっています。
また、その後多頭飼育レスキューで岩見沢から保護した猫達を、
犬舎で面倒を見ることができたのはとても良かったことでした。
時期的にもスタッフが疲弊していたのでケージ管理しないで面倒みれることは
猫も人もストレスが軽減されるのです。
太田さんが奇跡的に回復されて退院
大工さん達と相談しながら、とにかく高さを活かした工夫を凝らしてもらうことになり
階段を作ることで猫達の可動域が一気に広がったのです。
キャットウォークも万全です。
絵本作家 ひだのかな代さんの壁面いっぱいに描いてもらった動物達
今にも飛び出してきそうですね!!
小さな小部屋は猫も人も苦手なケリーちゃん(ニャイダーハウスの住人)
ツキネコで体調を崩しそうになっていたシュガーちゃん(キャリア部屋の住人)
この2匹で落ち着いています。
暖房が通らなかったので、ドアに網を入れてもらい解消。
綱渡りが得意だったことが判明したケリー
ニャイダーハウス コビッツさん作のキャットタワー
11年経っても全く傷んでいませんΣ੧(❛□❛✿)
エンペラーの飼い主さんからログハウスにピッタリのハンモック風の椅子も
プレゼントしていただきました!
バブル感満載だった部屋もクロスの色を変えてプラダンを貼ってもらいました。
屋根裏も使いたい!
開口部分を大きくして階段をつけることで人も簡単に上がれるようなりました。
ハイジの部屋が広がりました。
前の家の住人が置いて行った廃棄の家具も格安で
リノベーションしてもらい素敵に変身
元、昭和の食器棚には見えませんよね😉
なんと言っても困ったのは2階に水場がないことでした。
こちらも奇跡的にB型事業所の《葉にゃんこ》さんが寄付してくれたシンクが
あったので設置工事をお願いしました。
夏場は虫との闘いがありましたが、ボランティアさん達も少しづつ増えて
どうにかお世話には困ることはありませんでした。
ただ、スタッフが常駐できないこと
まだこの施設をどう稼働して行くかを模索中で、色々な所に相談していました。
そしてとうとう初めての冬シーズンを迎えることになりました。
除雪業者を押さえることができず、
覚悟はしていたものの、山が近いとこんなに雪の量が違うことに驚かされます。
三角屋根から落ちる雪の量
広い敷地がこのシーズンは恨めしくなります。
立派な除雪機を格安で譲り受けたので安心していましたが、
慣れていないと女性の力では使うのも難しく危険なのです。
それでも逞しいツキネコスタッフとボランティアさん
残り2ヶ月 頑張ります!!
*除雪ボランティア大歓迎
飼育放棄でやってきた18歳のミミ
私が捕獲時に手こずって、すっかり激おこぷんぷん丸になっていましたが、
贅沢にも一部屋与えてゆっくり過ごさせています。
こちらはゲストルームも兼ねています。
月虹山荘は終生飼養施設として緊急レスキューの場所として
今年から稼働していきます。
また、皆さんにもぜひ利用して頂きたいので
今しばらくお待ちくださいね!
毎月定額でのご支援ができます。
継続的なご支援をいただくことで安定的な保護活動が持続できます。