日々の活動報告

レスキュー案件

2022.12.29

緊急!!函館レスキュー案件に着手します!!

『函館か、、、この時期に出来るだろうか』

12月初旬に相談電話が鳴りました。

函館市在住の《ゆんゆんさん》は個人で保護活動をしている方でした。

相談内容は

市内のとある一軒家に住んでいた高齢者が多数の猫を置いて

引っ越しをしてしまい猫が置き去りにされているとのこと。

以前からある知人から

『子猫は家に入れて大きくなってきたら外に出して、だんだん増えている家がある』

という話だけは小耳に挟んでいたそうです。

◉その後の経緯
・11月2日、土地代滞納と支払い能力が無い事から生活支援施設に住人Aさん入所。
下矢印
・住人Aさんが居なくなったことに気付き、近所の方がご飯をやり始める。
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・12月7日、知人からの相談が入る。
函館のボランティア仲間とやり取りをし、どうするか検討。
下矢印
・12月8日、ツキネコさんへ相談。
下矢印
・12月10日函館チームと現場の家へ初めて入る。

玄関は少し道を作る。その時に子猫2匹捕獲保護。

ご近所さんが長毛白黒1匹、黒1匹を保護。
ご近所さんが集まってきてお話を聞いたところ『数年間に渡り保健所や市役所、

担当の不動産会社に電話してみたがどこも動いてくれる気配もなかった』とのこと。

『カラスに捕食されたり、車に轢かれてるのをずっと見続けて可愛そうだった』と。。。????
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・12月11日残りの子猫1匹捕獲保護。
下矢印
・12月12日担当不動産屋より今月中に、ゴミ屋敷となっている家の中を片付け

終わり次第そこを保護部屋として使って良いと正式に連絡が入る。


現在は、毎日ご近所さんがご飯をあげてくれていて『猫は苦手』と言いながら、

この子達が可愛そうだからと黒猫を一時保護してくれてる方も。

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相談担当の滝澤から話を聞いて、すぐに相談者である《ゆんゆんさん》とLINE電話で

3人でミーティングをしました。

流石に今までもボランティア活動されているだけあって言葉の端々に責任感が感じられました。

現在のツキネコの現状もお伝えして、函館まではいけないこと。

現時点で全頭保護は難しいことをお話ししました。

この1年間は怒涛の日々で少ないスタッフで必死に活動をしていて、ご存知の通り

緊急事態宣言を出すくらいでした。

やっと年末に長めにお休みを取れそうだったこともあり、

代表としてこれ以上スタッフに負担をかけることはできません。

 《何より地域のことは地域で解決してほしい》

その思いが強くあったのです。

2年前、ツキネコ北海道で函館市の多頭飼育崩壊案件レスキューをしました。

その際、各行政機関に問い合わせましたがたらい回しで終わった苦い経験があります。

今回、ゆんゆんさんと仲間達は諦めず畳みかけ、渡島振興局、市役所、知人経由で市議まで繋がり

解決を目指す道筋を模索しています。

現在LINEグループを作り日々の様子を伝えてもらい、

最初に医療費の立て替えと必要な物資の支援、最終的な引き取りと責任をツキネコが持つという約束で

皆さんが動いてくれています。

懐っこい猫も多そうなので、現地で出来るだけ譲渡できるように皆んなで力を合わせて頑張ろうと思っています。

現状では多頭飼育崩壊レスキューが出来るのは大きな保護団体3〜4団体です。

その負担は大きく重くのしかかってきます。

ツキネコでも年間3〜4件ほどしか受け入れできないのが現状です。

この案件が今後の地方の猫問題の解決の糸口になれたらと感じています。
個人、団体、行政、皆んなで繋がり負担を分担できたならそれほど難しいことでは無くなるのです。
皆さんにお願いがあります。
猫達は過酷な場所で生活しており、ライフラインも遮断されています。
北海道の一番寒い時期をここで過ごさなければなりません。
現地でお世話するボランティアさんやご近所さんを応援してくださいませんか?

また、一時保護場所を提供してくださる方、又は一時預かりして頂ける方はいませんか?

1日も早くこの現場からレスキューできるようにご協力ください!

猫の為に使わせていただきます。
希望金額に達した時点で募金を停止致します。

※1月11日、募金停止いたしました※

毎月定額でのご支援ができます。
継続的なご支援をいただくことで安定的な保護活動が持続できます
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