苫小牧多頭飼育案件〜孫からのSOS〜
前回、視察に行った時から気になっていたコです。
今回この子も含めて5匹の猫を連れてくることができました。
猫も人もこんな不衛生な状況で生活するのはとても耐えられないのです。
前回、テーブルの上で生活していた盲目の《チョビ》は、現在預かりボランティアさんにお願いすることができました。
スタッフのエミも気にかけていたコです。
飼い主さんの胸で甘えていた黒猫はその後亡くなったとのこと。
実はこの時、この猫の寿命は長くは無いと感じていたので飼い主さんの側にいた方が良いとの判断でした。
私とレナは未手術の猫の捕獲
社会福祉協議会の職員さんもお手伝いしてくださいました。
スタッフやボランティアさんは、必死にお掃除。
思った以上に糞尿のこびりつきが酷く苦戦しました。
この案件で19匹全頭引き出しができなかった原因が、FIVキャリアの猫が多いことでした。
キャリアの猫の譲渡はなかなか難しいのです。
お陰様でツキネコでは永年預かりさんを中心にお願いすることができていますが、キャリア猫の部屋には6〜7匹でいっぱいになってしまうのです。
この様な高齢の飼い主さんは、まだまだ居るに違いありません。
愛情はあっても沢山の猫を飼うということは、往々にしてこの様な結果になるということをしっかり皆さんにも知って欲しいと思います。
残った猫は4匹
苫小牧の社会福祉協議会の一時預かりボランティアさんにお願いすることになっています。
これは苫社協の「犬・猫一時預かり事業」を利用させてもらえることになりました。
素晴らしい事業なのでぜひ広がって欲しいなと思います。
改めてお知らせしたいと思います。
預かりボランティアさんの皆様
よろしくお願いします。。。
ところで今回の写真
臨調感があると思いませんか?
実は里親でカメラマンのKさんが同行して、ボランティアで記録写真を撮ってくださいました。
流石プロですね。