◉函館多頭飼育案件レスキューへ。
函館市へ。
その佇まいとは裏腹に、生活環境は思っていた以上に切ないものでした。
事前に行政へ連絡をして連携を取る予定でしたが、残念ながらタライ回しとなり最終的に
責任回避される結果となりました。
この様なことは今までも何度となく繰り返されてきたことですが、当団体としては諦めずに
畳み掛けていきます。
いつか必ず道は開けるはずです!!!
今回は独自で解決するしかありません。
札幌⇨函館間は250キロ 往復500キロ
朝7時に出発しました
天気が良くてラッキーでした。
晴れ女 代表吉井です。
『人』が暮らす環境とはかけ離れています。
私たちが愛してやまない『猫』ではありますが、
適正飼育できなければこの様な状況に簡単に陥ってしまうのです。
飼い主さん宅は未成年のお子さん2人と暮らすシングルマザー。
飼い主さんの健康状態も良くない様でした。
週に何度かヘルパーさんがお掃除が入っているとのことでしたが
この状況です…
黒猫の兄妹が遊んでいるソファももはや原型をとどめていません。
やはりこちらも猫風邪。
今回はこのワンコに関しては飼育放棄の了解はもらえていません。
今後もフォローしていくつもりです。
飼い主さんは猫も残したい意向がありましたが、
《どうにかこの生活から抜け出してほしい!!》
その気持ちを丁寧にお伝えしたつもりです。
『小さい時からずっと暮らしてきた猫が居なくなると子供達が寂しがる。。。』
その言葉に私の気持ちも少し揺れ動きました。
一旦休憩に行くのでその間に考えてもらうことに。
ジェイミーにも相談してみると、、、
『子供達は成人してから、自分の力で飼えるようになってからでもいいんじゃないですか』
そうだ、そうだその通り
うん、納得。
犬に関しては、やはりどんな環境でも
どんな飼い主でも犬は飼い主が好き。
これは様々なレスキューを通して感じているところです。
犬飼いのジェイミーもうなずきました。
お昼休憩を済ませて家に戻りました。
全頭引き出しを受け入れてくれるか心配でしたが、了承してもらうことができました。
この時の捕獲で右側の扉が外れて
私の頭に直撃 ∑(゚Д゚)
石頭でよかった〜
もちろん、それでも猫は死守。
充分なお世話はできるはずもなく、、、
実はこちらに訪問する前に猫の餌やおやつを送っていました。
今回も砂なども支援するつもりで持ってきていましたが、全頭引き出しを承諾してもらったので
持って帰ることにしました。
皆さんからの支援物資ですから、無駄にはしたくあえいません。
皆さんもこの様な案件に対しての費用について知りたい方もいるかと思います。
今回は行政枠の不妊手術チケットが申請できなかった為に、医療費(手術代、検査費用)は飼い主さんに請求します。
子猫8匹 成猫12匹の合計 20匹です。
20〜30万円くらいでしょうか。
一括で支払える方は殆どいませんので、
分割で月々支払える金額でお願いしています。
猫風邪などのケア費用はツキネコが持つことが多いです。
新しい飼い主さんへから頂く譲渡費用はツキネコへ。
これで相殺できれば、助かるのですが、、、
砂川多頭飼育案件120匹では180万の医療を、
2ヶ月に一度、1万支払いしてもらっていましたが、今年飼い主さんが亡くなり支払いは途絶え逆に餌や砂を支援しているところです。
これまで飼い主さんから回収できた金額は20万円にも満たないかもしれません( ;´Д`)
この様な案件が続くと、次のレスキューに進むことができなくなるので、行政との連携が肝になります。
北海道の行政の皆さん
殆どのことは私たちがやります!!
書類にサインするだけです。
相談だけでも聞いてくださ〜い!!
たらい回しはやめてください!
グチでした
函館滞在ランチ休憩30分
一路
江別のMobile Vet Office
大門先生に猫たちを託します。
札幌へ戻り着いたのは19時
きっちり12時間でした????????????