◉江別多頭飼育崩壊案件①
もう何度も同じような光景を見てきましたが、
こんなことに慣れる筈もなく、、、
スタッフのよしみとマリアを同行して、
江別市の多頭飼育崩壊案件に出向きました。
こちらは以前から相談を受けていましたが、肝心の飼い主がことの重大さを受け止めきれず
連絡がつかなくなっていたのです。
30代の男性です。
今回
この案件をスタートさせることができたのは
猫の行く末を心配した隣に住む女性からのSOSと、アパートの管理会社の担当者さんからの相談でした。
実はこの担当者さんが当団体の里親さんだったのです。
本当に優しい方なんです????
糞尿が堆積して足の踏み場もありません。
人間なんかより本当にきれい好きなんです….
これは罪です。
ほんの少しの間違いが
こんな地獄絵図を生み出してしまうのです。
思わず笑いがこぼれます。
厳しい案件を目の前にして、私たちができることをスピード感を持って行動します。
飼い主を責めることで問題は解決しません。
まだまだ闇に蠢くこの様な案件が起こらない様な仕組みを作らなければ、いつまで経っても
同じ様な問題が起こるのです。
1時間半ほどこの現場にいましたが、ただひたすら立ち竦む飼い主。
何も知らず震えている母親。
現代の日本が抱えている病みを垣間見ている気がして、すっかり疲れてしまい
怒りとかよりも
切なさだけが、、、
とにかく
切なさだけが心の中を占めていくのです。