日々の活動報告

レスキュー活動事例

2020.07.12

猫のよろず相談②


『近所に野良猫の餌やりさんがいて、子猫も産まれていて困っているのでどうにかしたい』


成猫の頭数も多く子猫も2組産まれている。

餌やりさん達には餌を与えている責任等はあまりなく、これ以上増えること懸念していた相談者さん。

ボランティア活動をしている方を通して当団体に相談にみえられました。



やはり車を出せる方がいません。

当団体で《どうぶつ基金》さんに申請して交付してもらっている

野良猫のTNRチケット

https://www.doubutukikin.or.jp/activity/campaign/

こちらを使うことになりました。

*TNRチケットには数に限りがあり、いつもあるわけではないことをご理解ください。



ジェイミーとマリア(海外生活経験者チーム)

英語????????とドイツ語????????が堪能な同い年のふたりです。

この2人がサポートに向かい、今回もシッター業務としてお引き受けしました。


なんと6匹の成猫の捕獲⇨TNRを1日で終了。

餌やりさん達にすっかりなついていたこともあり、順調に捕獲できたそうです。


3匹の子猫をお引き受けしました。


相談からスタートまでには時間がかかりました。

なぜなら、この案件は餌やりの当事者ではない方が動くことになったので気持ちの葛藤があった様です。


その間 LINEグループで情報を共有しながら

病院との連絡や日程の調整などをやりとりしていました。

病院の搬送からリリースも全て当団体で動いたので、相談者さんもあまりにもあっけなく終わり驚いていたようです。

しかもチケットが使用できたので破格の医療費です。

今後も地域猫活動をしていきたいとお話ししてくださいました。


リリースされた猫達がもう出産しないという安心感。

残りの野良猫としての猫生を全うしてほしいです。


担当したスタッフからはやはり餌やりさんに対しては微妙な温度差を感じたとの報告がありました。

餌やりが悪いとは言いませんが、野良猫に餌を与える以上は不妊手術だけは必ずしてほしいと心から願います。


NPO法人ツキネコ北海道では*TNR活動を推進しています。

捕獲器の貸し出しやその他TNR関するご相談もお受けしています。


野良猫達を全て保護することは残念ながら不可能です。

せめてサクラ耳猫として地域で愛される存在になってほしいと心から願っています。


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