行政との連携〜スタッフの目線から〜
【人とペットの暮らし広場 2019】
広域譲渡会の為に江別保健所へ猫を引き出しに行ってきました。
全道にある保健所からどの猫を引き出すかは、
ナーバスな問題です。
同庁の職員さんアドバイスを受け、スタッフと話し合い高齢の雌猫2匹に決めました。
地方の保健所に足を踏み入れるのは、初めての事だったので少し緊張しました。
職員さんに案内されたのはボイラー室の一室で、決して広い場所とは言えないところでした。
それでも犬舎よりは良いからと、総務係が目を瞑って許してくれているそうです。
ツキネコで引き取り予定2匹含めて部屋に4匹居ました。
1匹は保護されたばかりでシャー猫、もう1匹は治療中の子でした。
どの子を選ぶかなんて、、、自分には到底できない事だなと思いなんだか心が苦しくなります。
今回は地方の保健所の現状を少しだけですが、垣間見ることができ良い機会を頂きました。
◉スタッフ ジェイミー
【多頭飼育崩壊】
〜行政との連携 ということば〜
新スタッフ カナ です。
先日、札幌市の
〈八軒動物管理センター 〉へ伺いました。
去勢手術とワクチンをお願いするためです。
今回お願いしたのはオス15匹。
全て同じ案件で保護した、 スコティッシュフォールドやアメリカンショートヘアミックス と思しき猫達です。
こんなに多くの猫達の手術を一手に引き受け、なんと僅か一日で終えてくださいました…!
おかげでオスの去勢手術を一斉に終えることができ 時間的にも、金銭的にも大助かりです(私はツキネコに入って1ヶ月ですが、少ないスタッフでの猫のケア、カフェ運営、イベント、保護活動、…大変です…!!)。
保護活動をとてもスムーズに進めることができ、本当に感謝です。
始業まもなくよりのお伺いでしたが、皆さんでキャリーケースの運搬も手伝ってくださりとても助かりました。
手術を終えて体調の良好なオス達は先日より
〈一時預かりさん〉の元へ。
出発する姿を見るたびに、「猫達はしあわせにむけて確実に進んでいる」と嬉しくなります。
今回は札幌市保健所の御協力のおかげで猫達の譲渡に向けて、とても大きく前進することが出来ました。
保健所という何だか冷たい響き、どんと佇む、無機質にみえたその建物に、新スタッフの私は緊張していたのですが…
職員さんの対応は
とても温かく、
中で動物のために心を尽くして動いてくれている方がいる、
猫の問題に札幌市が向き合ってくれている、
そんな風に感じて
人や行政の温かさも知り、胸がじんわり熱くなっています。
【行政との連携】
保護活動に携わる上で度々耳にする
よくわからないけれどなんだか、
緊張感の走る言葉
でした。
それが
今回の経験で、
行政との連携 は
人や地域の温かさを感じられる、
【力の出る言葉】
なのだと感じました。
(こんな素敵なパワーワードが、もっと大きく広がって欲しい…勿体ない…!)
猫の保護活動に携わって日の浅い私ですが、
活動を通して感じた事から皆さんにも何かお伝えしていけたらな、と思っています。
✳︎✳︎✳︎
この案件は…
保護した猫27匹(+ チンチラ)
手術を待っている猫
避妊手術待ちのメス12匹
去勢手術とワクチンを終えたオスは随時〈一時預かりさん〉の元でケアへ出発中
※チンチラはスタッフが保護して飼うことになりました。
譲渡はまだ先ですが、整い次第お伝えしていきたいと思っております。
✳︎✳︎✳︎
◉スタッフ カナ