日々の活動報告

レスキュー案件

2019.05.08

〜野良猫案件〜苫小牧

この案件は意外な展開が待っていました。
相談者のWさんが行うはずだった捕獲作業ですが、2匹を保護して家に連れて帰ってもらったその日『自分にはこれ以上無理』という連絡が入りました。


『ええーーー!!!』
これには流石に声を失ってしまいました。
この現場を見て『それじゃ終わりですね、、、』
というわけにはいきません。
お腹の大きなメス猫や 三毛だらけですから
続々と出産するのは目に見えています。

正直、腹が立ちましたがもう待った無しな状況です。
これはやるしかありません。
やるしかないんです!!
ボランティアのモグちゃんにお願いして
早朝から苫小牧に通いました。

捕獲して病院に運んだメス猫4匹(1才くらい)は全て妊娠していました。
マダニだらけ、回虫、条虫のオンパレード

ボス猫と思われるオス猫はWキャリアな上に
今まで見たこともない大きなマダニに吸い付かれていました。
リリースも考えましたが、あの場所が猫に取って幸せなのか…
今回は戻すことができませんでした。
毎回葛藤する瞬間です。


捕獲最中はポスターこの度の捕獲に関して明記し《餌を与えないように》注意書きをしましたが、全く効果無し
1匹も捕獲できずに帰ってきた日もありました。
連日の往復約150キロの運転 、高速費用、、、
全頭を捕獲できるのはいつになるのか、、、
ぐったりとする気持ちを抑えながらも、苫小牧に向かいました。


そんなある日のこと
捕獲器から少し目を離した隙に戻ってみると、3台の捕獲器が忽然と消えていたのです。
チラシもビリビリに破かれていました。
そのうち2台は千歳のボランティア《あかつきニャンコ》さんから借りていた捕獲器です。

やはり沢山の餌やりさんがいる場所では、全ての方の理解を得るのは難しいのです。
警察に盗難届を出そうか迷いながら
各方面へ連絡をしました。
保健所、振興局、市の市民衛生管理課
残念ながら協力は得られず、たらい回しにされ最終的にどこから持っても連絡は来ませんでした。

しょせん猫ですから、、、
いつも苦悶するところですが、これくらいで落ち込むわけはありません!
中途半端に終わらせては全く意味がないのです。

捕獲器の弁償の準備もしていたところ、
なんと藪の奥から捕獲器が出てきました。
これは餌やりさんが見つけてくれました。

GW期間中は流石に人手が足りず捕獲はストップしていましたが、お腹の大きかったメス猫が子猫を産んだ様だと連絡が入りました。
このような場合はある程度大くなるのを待つか、子猫のいる場所を探すかですが
かなり深い藪なのでこれは無理そうです。
この親子以外を捕獲していくしかありません。

新たな気持ちで残りの頭数の捕獲に向かう予定です。


上と下の画像はそれぞれ違う猫達です。
良く似てますね!

全頭メス猫で妊娠初期でした(−_−;)

Wキャリアのボス猫

よれよれですが生殖行為は動物の本能なので
仕方ありません。

こちらの猫は若そう

すっかりベタなれ
すぐに卒業しそうですね。

 6匹 保護
残り4〜5匹
諦めませんが、問題は餌やり行為についてです。
餌やりさんがいる限り、またどこからか野良猫が現れ住み着くと餌を与えてしまうでしょう。
そして繁殖
この負のループは餌やりさんがいる限り終わることは無いのです。
これを考えると頭が痛くなる問題です。
今後これらの問題は行政レベルに押し上げなければならず、私たちの力では解決するには到底難しい問題なのです。




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