きーたん バイバイ
お腹の膨らみを見てわかるように
FIP(伝染性腹膜炎)を発症していました。
もうすでに数値的にも手の施しようが無く、
スタッフの《のどか》が自宅で面倒を見てくれることになりました。
昨日までカリカリを食べていたほどで、急逝する様子はなかったそうです。
『昨日はお休みの日で良かったです、、、????』
ツキネコカフェでは営業中は《泣くことは》
あまり良しとはしていません。
保護猫カフェとして沢山のお客様が来店される様になり、初めて来る方や外国からのお客様も少なくありません。
一応、私も接客業を生業として働いて来たので
お客様の前では涙は見せないようにしています。
『ツキネコカフェで働きたい』
高校生の時、カフェに遊びに来ていたのどか。
ある時真っ直ぐに私の目を見て言ったのがこの言葉でした。
『1週間に一度お掃除ボランティアが続いたら、その時に考えてみるよ』と伝えると約束通り
毎週ボランティアに通い続けたのです。
高校卒業後スタッフとなったのどか。
初めてツキネコで猫が亡くなったのを経験した時、裏で声を押し殺して泣いていました。
思いっきり泣かせてあげたいけどそうもいきません。
『接客業だからお客様の前では泣いちゃダメだよ』
それから一度もお店では彼女の泣く姿は見たことがありません。
政五郎に見下されながらも、カフェの仕事はもちろんのこと猫のケアや哺乳ボランティア
箱に詰めたのどか。
最後にのどかの家で看取ってもらえて良かったね。
虹の橋に行ったらすぐ政五郎に挨拶するんだよ。
そしたらオジちゃん
面倒見てくれるからね。
神様は可愛い猫ほどきっと早く連れていっちゃうんだ。
きーたん
バイバイ
どうか安らかに。