増える猫アレルギー相談。
シャム猫成猫親子4匹を引き受けてくださった
N さんご家族です。
神がかって見えます????????
この猫達をネットで見かけて何度もアプローチをかけてくださり会いにきてくれていました。
『どうせなら皆んな引き離したくない』
4匹がお家に慣れてくれれば、全て引き受けてくださるとのことで先日、急遽連れ帰ってくれました。
4匹のシャム猫の経緯は。。。
重度のアレルギーにより入院を余儀なくされ
妹さんと相談に見えた飼い主さん。
突然体質が変わることもあるのです。
大事にしていた猫たちを手放すのは苦渋の選択だったと思います。
シャム系は人気もあり若く人馴れしているとのことで、譲渡は早いと判断して4匹をお引き受けしたのですが、、、、
そこには私の判断の甘さがありました。
何千匹の猫を保護して面倒を見てきても、1匹として同じ猫はいないのです。
猫たちはご飯を食べなくなりました…
あまりの劇的な環境の変化
お客さんや知らない猫たちだらけの保護猫カフェに順応することができなかったのです。
これには我々も参ってしまいました。
譲渡どころか4匹の世話にかかりきりになってしまいました。
飼い主さんは猫に会いにくることもできず、、、
時々妹さんが様子を見にきていましたが、日に日にやせ細っていく猫たち。
こちらの判断で別々にしていた猫を一緒にした途端、食べなくなったのです。
命の危険もあるので通院したり強制給餌や点滴をしたりと、スタッフも夜遅くまで面倒をみてくれていました。
どうにか体力も回復したとの判断で、この度新しい飼い主さん候補にお引き渡ししました。
私たちの肩の荷も降り、あとは新しい飼い主さんと家に馴染んでくれことを祈るばかりです！
《花道と楓》も家族にアレルギーが出た為、
飼い主さんが飼育が困難になり相談に見えました。
まだ家族に迎えたばかりの猫たちです。
花道は札幌動物管理センターから引き出したそうです。
甘えん坊の花道は、お店にも猫にも慣れてお陰様ですぐに卒業しました。
ちょっと寂しい顔をした楓は、ウチから
すぐに預かりボランティアさんにお願いしたところ、お子さんたちがすっかり気に入ってしまったようです。
そのまま家族になれるかな？
たまたまこの２つの案件は良い方向に向かいましたが、、、、
最近、相談の中でも多い《猫アレルギー》の問題。
飼い主さん自身が自分達の裁量で問題を解決できない方が多いように思います。
何かあった時に相談できる家族や仲間がいるか？
いざとなった時に、面倒見てくれる人はいるのか？
かかる費用は支払いできるのか？
結局、当団体が引き受けざるを得ない状況が続いています。
1匹増えるごとにスタッフの肩に負担は大きくのしかかるのです。
愛猫を他人に預けることの難しさを
真剣に考えて欲しいと思う今日この頃です。
猫アレルギーは症状も様々です。
一括りにはできませんが、耐性もできる場合もありアレルギーでも飼っている方も多いです。
病院ではすぐに猫の飼育をやめるように勧められますが、自分の身体は自分にしかわかりません。
しっかり自分の身体に向き合い、自分自身が判断されると良いでしょう。
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