北の大地で生き抜くことの難しさ。
横隔膜ヘルニアで横隔膜が破れて
腸など内臓が肺に移動
緊急オペでことなきを得ました。
大掛かりな手術だったそうで、2〜3日入院になりそうとのこと。
そこは札幌市内のあるケアハウスでした。
職員さんに聞いてみると、昨年末から現れだしご飯を求めて鳴いていたり
暖を取るのにいつも駐車場の車の下にいるようでした。
2ヶ月以上もたち
最近はすっかりなれて来て玄関まで来るようになったようです。
捨て猫の可能性が高いように思われました。
*また捨て猫などがされない為にも場所を特定されないようにしました。
今回の依頼はこのケアに往診に来ている
桜井内科医院の院長からでした。
ご夫婦揃って動物好きなお二人は
様々な動物団体に寄付をし続けています。
当団体の里親さんでもあり、病院の受付にはたくさんの募金箱が並んでいます。
「いつも院長が入れるんですよ〜」と看護師さんが笑っています。
年末にもパンパンになった募金箱を回収させて頂きました。
往診の際に見る野良猫
この時期 冷え込む北海道の寒空。
車の下に凍えている猫を見るのは忍びなかったそうです。
すぐさま捕獲器を仕掛け2時間ほど時間を潰しましたが、入る気配もなく一旦戻りました。
(時間を潰すのに某有名なハンバーグレストランに入ったら、なんと!里親さんが働いていました
お互いにびっくりド〇キーwww)
夕方になり職員さんからの電話で
無事に 確保できたとのこと
私が行くと皆さんが最後のお別れに出て来ました。
たくさんの方に可愛がられていたようです。
ケアハウスで一番面倒見ていた入居者さんがお別れしたいとのこと。
毎日、見ていた猫がいなくなるのは寂しいかもしれないけど
暖かいお家を見つけてあげるのが一番ですね、、、、
今回は日頃お世話になっている先生の依頼ということもありこちらで出向きましたが
通常は相談者が捕獲⇨病院⇨保護
その後の里親探しのお手伝いを当団体がするという流れです。
今日、心配していた桜井先生ご夫妻も出向いて医療費のご負担含めご寄付もたくさん頂きました。
もう少し遅ければ助からなかったと思います。
本当にラッキーな子です。
この時期の北海道の野良猫のことを考えると、切なくなりばかりです。
どうすれば捨て猫や野良猫が少なくなるのか。。。
今後の課題のひとつです。